ぴかのお引越し | Journey Together ~多系統萎縮症の父と家族と○○と~

Journey Together ~多系統萎縮症の父と家族と○○と~

2015年5月、父が多系統萎縮症と診断されました(発病はおそらく2008年頃)。難病を抱えることになった父と家族の介護の日々を綴ります。

今朝、ぴかが籍を天国に移しました。


私と夫が見守る中、とてもとても穏やかな最期でした。


ここまで心を寄せ、祈り、応援してくださった皆様、
本当に本当にありがとうございました。



流れ星流れ星流れ星




ぴかは私の宝物でした。


私の喜び、慰め、癒し。
私はぴかを愛しましたが、
びかはそれ以上に
私を愛し、信じ、頼り、
いつも曇のない目で真っ直ぐに私を見つめ、
まっすぐ私に飛び込んできてくれました。


見た目は弱々しくても、
芯の強さと
生命力は
他に引けを取りません。


ぴかを愛してくれたたくさんの方々がいます。
本当に感謝します。
ぴかは、それゆえに
とてもエキサイティングな楽しい犬生を
歩んでこれたと思います。



実は私は犬が嫌いでした。
子供の頃のトラウマで犬が怖くてたまりませんでした。
けれど、当時通っていた教会のおばちゃまたちに
「ワンコとは家族になれるのよ。
ワンコのいる生活は素晴らしいのよ」
と散々吹聴され
子供のいなかった私は
「家族になる」との言葉に反応するようになり、
ある日突然その気になったのでした。




犬嫌いな私が迎えるべき犬の条件は

吠えない
噛まない
臭わない
毛が抜けない
賢くて
フレンドリー
かわいくて、
極め付けは
犬のような顔をしていないこと。



もはやそれは犬ではない!
と言われたものです。
この厳しい条件をクリアしたのがぴかでした。



初めてペットショップでぴかにあった時。
その日はブリーダーから5匹のヨークシャテリアがペットショップに持ち込まれていました。
3匹は、入っている箱から飛び出さんばかりに飛び跳ねて落ちつきません。
箱の隅には残り2匹が存在を消すように小さく丸くなっていました。
でもよく見ると、そのうちの1匹は顔を箱の縁に押し付けブルブルと震えているのですが、もう1匹は、まるでその子を守るように、こちらに向き直って座り、私たちをまっすぐ見据えていたのです。
それがぴかでした。
5匹の中で一番小さくて、弱々しそうに見えたぴか。
でも、一番落ち着いていてしっかり者に見えました。


その第一印象通り、
ぴかは小さく強く、優しくたくましく
16年の犬生を生き抜きました。




最期の時の様子も落ち着いたらブログにアップしたいと思います。


まずは、感謝しつつご報告まで。