良くない 【ぴか編】 | Journey Together ~多系統萎縮症の父と家族と○○と~

Journey Together ~多系統萎縮症の父と家族と○○と~

2015年5月、父が多系統萎縮症と診断されました(発病はおそらく2008年頃)。難病を抱えることになった父と家族の介護の日々を綴ります。

昨日の投稿で、

ぴかが別格の獣医さんに出会ったことを書きました。

その獣医さんのもとで

まだまだ生きていけるように介護を頑張る!

とも宣言しました。

 

 

その獣医さんのもとに初めて行ったのは、約2週間前のことです。

 

「こんなに小さな体で、こんなにたくさんの病気をもちながら、

よく生きてきたなぁ。」

というのが、そのときの医師の言葉でした。

 

それから、ぴかの状態に合わせた薬とサプリを出してもらい、

かなり元気になったのです。

 

まだまだこれから!と思っていたし、思っているのですが、

実はこの2,3日、再び調子が悪くなってきていました。

食欲がかなり落ちてきたのです。

嘔吐や下痢はなく、ただ食欲がない。

 

 

病院に相談の電話をすると

「すぐに連れてきなさい」ということで、先ほど受診してきました。

 

 

かなり良くない状態のようです・・・

 

恐らく認知症が急速に進行してしまっているだろう、とのこと。

認知症(脳の萎縮)が進行すると、脳から内臓への指令もうまくいかなくなり、内臓も急速に弱っていくとのこと。

今までもギリギリのところで保ってきたぴかなので、

今回の危機を乗り越えられるか否か…

血液検査をすれば、もう少し詳しい状態がわかるだろうけれど、

今この状態で、これ以上検査の苦痛を与える必要はない、と言われました。

「なぜ認知症が進行しているとわかるのですか?」

と尋ねると

「前回診たときの様子と今日の様子の違い。経験的に感じる」

とのことでした。

先生は、はっきりとは仰いませんでしたが、

先生の表情と言葉の端々から、

かなり厳しい状態なのだと受け止めました。

ただ乗り越えられる可能性がないわけではありません。

相変わらず、心臓はしっかりと動いているようです。

でも・・・

 

 

 

 

 

覚悟し始めなければならないのだと思います・・・

 

 

 

 

いや、いやいや、まだわからない。

今までも数々の危機を乗り越えてきたぴかなので、

また乗り越えられるかもしれません。

 

点滴をしてもらって家に帰り、

先ほど少しだけ私の流動食を食べてくれました。

ちゃんとおしっこも出ています。

まだわからない・・・よね・・・

 

 

 

本当にここまでぴか、よく頑張ってきました。

小さな小さな体で、

私たちに与えてくれた癒しとパワーははかりしれません。

ぴかは、私たち夫婦の誇りです。

 

 

 

穏やかに穏やかに、幸せを感じながら、

残りの日々を過ごしてもらいたい。

(できれば少しでも長く…)

それを強く願っています。