慈愛 師は弟子たちの成長を目を細めて 微笑んでいた 特にひとりひとりの個性を尊重していた ある時に弟子の一人が尋ねた 人を好きか嫌いかで判断するのは如何な ものでしょうか? 好きか嫌いかは自然な思い そこに答えはない… むしろそれ以上に相手にいらぬ感情を 持たずにその相手のず~っと先を見つめて 生きることじゃよ いずれ愛おしくも思えて来るじゃろ