優秀なオイルを語るとき、一番重要なのは次の３つです
１．卓越した初期性能で滑り出すエンジンに惚れなおすほど＝運転にときめくこと
２．その卓越した高レベルの品位に早々の劣化が認められないこと
３．そしてエンジンの内部を常にクリーンに保つこと
この３つが揃ってはじめて高品位といえます。
これはユーザーの目線で考えたとき、
一番分かり易い基準だと思います
これからは品質を語るための「品位」という基準を意識してみて下さい。
ここで、業界が宣伝をするとき
例えばロングライフだけでも「長寿」という観点から高性能という表現になるので
オイルの業界はとってもわかりにくいです、
何をいいたいかというと、仮に１．を実現していない低レベルといえる潤滑力であって
２．だけを満たしている物があったとします、３．については普通＝つまり、良くはない。
ロングライフを最前面に出してアピールをする高級オイル
新油スタートのレベル（品位）が中の下くらいで始まって
その品位を長期に渡って保持する場合にそれはロングライフという高性能だといわれても
そんなものに高いお金を払って欲しい人がどれだけいるんでしょう。
（実際にディーラーへ営業をしているそういう商品があります）
これを売るディーラーはインターバルが３倍になれば一度に３倍の利益を確保したい、
だからそれだけで売価は２倍以上になってしまうのが当然の理屈です、
顧客の来店頻度は１／３となる見込みですから、嬉しいのやら悲しいのやら。ですよね。
そういう観点から少し思い出して頂き、一度考えてみて下さい
【高級オイルを試したけれど体感できたことなどない？】
・これまでに試したオイルは高級といわれながらも
ただ高額なだけだった！？と感じられている方は多いはずです。
【なぜでしょうか？】
・高品質であれば、改めて乗った瞬間にその質感から違って当然のはずですが、
乗ってみて違いが分からないのでは敢えて高級品を選択した意味はありません。
またその体感を信じるならば、それは高級という名のもとにありながらも残念ながら
一般のオイルとして他の物と品質に違いがない事を、事実として認めざるを得ません。
【良いエンジンオイルの条件とは】
・良いという限り求められるのは高品質なので高性能は当然のはずです。
体感上での大きな違いはないけれども「比較をすると寿命が長い？」それだけならば、
潤滑力は「並」であっても「寿命」という価値基準で高性能と評価を出来るわけですが、
それならば安価な普通のオイルで交換頻度を上げても同じだという話になります、
むしろ汚れないうちに交換をするならばそちらの方がユーザーにメリットがあるとも考えられそうです。
・それなら？
・スタート時点で極めて高い潤滑性能のオイルがあったとすればどうでしょう？
・それが、長寿命で初期性能を保持しつつ
・エンジンの内部をクリーンに保つならば
それを高品位と呼ぶことにします、どなたも異論はないと思います。
たった３つのこの条件と、簡単に書きましたが
この３つを満たすためのオイルとしての基本性能は
とても複雑怪奇に劣勢へと向かう相乗効果を完全に抑制しなければ全く成り立ちません、
簡単に書きましたが実はまるで簡単なことではないわけです。
さぁ、今一度
エンジンオイルのゲージを抜き取って白いティッシュで拭ってみましょう、
オイルフィラーのキャップを外してキャップの裏とエンジンの内部を覗き込んでみる
解らないなりにも何かが見えるはずです
ピカピカ金属の色なのか
黒くて何だかわからないのか
うす茶色なのか焦げ茶色なのか
あなたのクルマの心臓部です、見て知っておくことが大切です。
キャップはしっかりと閉じて下さいね！
【不安のある方は整備工場なりGSにご依頼下さい】
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