特工任務 Spy Game 全38話

 

特工任務は、日本語で言うと間諜任務、題名そのままのスパイ物です。

 

 

これは、なかなかよくできたドラマだと思います。

スパイものでドキドキするのは、

 ・スパイとバレそうになるギリギリのところで切り抜けていく

 ・もともと敵方のスパイでこちらに寝返ったように見えるけど本当は敵か味方か分からない

などが有ると思います。

このドラマは、後者の方です。裏切ったと思った後で、ネタばらしするのですが、それでも何となく信じられないスパイの役を李一桐がこなしています。

 

えー、私にとってこのドラマの主役は、李一桐です。

彼女がこのドラマのキーパーソンで彼女無くしては、このドラマは成り立たないと言う役どころだと勝手に思い込んでいます

 

 

 

ドラマの世界

ドラマでは、海外の情報機関「夜霧」と津海市の国安局の戦いを主軸に物語が展開します。

「夜霧」は、「特工任務」という名前のオンラインゲームを使用しています。

 

表の顔は普通のゲーム、裏の顔はプレイヤーをスパイ活動に引き込み、同時に「夜霧」とのオンラインでの連絡手段に用いられています。

夜霧の幹部に餘氏、「特工任務」の運営員にトニー、「特工任務」の司令塔に張老板が居ます。

 

ゲームの中では、情報屋が色々な情報を売買しています。

 

 

主人公たち

 

姚瑤(李一桐)

 

 

 

ファンですから、2枚張りました。

彼女のドラマは、「鶴唳華亭」や「劍王朝」の頃から見てますが、何故か大ブレイクしない女優です。

そのためか「萬年不紅」(ずーっとブレイクしない)と呼ばれていたそうです。

狂飆で風向きが変わったそうですが、どうしてかな?ドラマ自体がヒットしたから?でも出演した回も少ないしな。

 

今回の役どころは、哲閱網站に勤務しながら夜霧のエージェントをしています。

ただし、夜霧に助けられて仕方なくなったエージェントになった。

 

その後、「特工任務」プレイヤーのハンドル名安娜として黃子誠に近づき、ある目的のために彼と共に任務をこなしていくのでした。

 

 

黃子誠(魏大勳)

 

彼は、いわゆる富豪の2代で特に何もせず、特工任務のゲーマーとして楽しんでいます、ハンドル名は、黃大拿。

ハンドル名安娜とバーで出会うことから、スパイの道に片足を突込み、後に両足を突込みます。

 

「特工任務」の任務として実社会での行動で目標が達成できれば、賞金がもらえると言う風に知らず知らずに夜霧に操られていました。

ゲームだと思っていたのに実は犯罪を犯していたために、夜霧から続けて任務を達成するように迫られます。

 

 

公安局の捜査員達

 

高天陽(韓庚)

 

津海市国安局の偵察科科長、スマートで正統的な公安です。夜霧を部下と共に追いかけ、従兄である黃子誠や夜霧のスパイだった姚瑤まで行動を指示し、更に夜霧に近づきます。

 

 

吳熙(周放)

 

津海市国安局員、高天陽の部下で元彼女です。高天陽、黃子誠をサポートして夜霧を追跡します。

 

 

夜霧のエージェント達

 

張嘉惠(王麗坤)

 

日本居酒屋のおかみさんですが、裏の顔は夜霧のエージェント。任務達成のためには、手段を択ばない非情な女性です。

 

 

韓傑(朱雨辰)

 

魚の卸業者で夜霧関係のブツの運び屋。鮮魚を輸出する為、冷蔵保存された魚の中にブツを紛れ込ませて運び出していた。

 

 

肖逸(楊祐寧)

 

元バイクレーサーで夜霧のエージェント。彼の役どころは、高速鉄道に勤めるとある女性に近づきいつの間にか恋人関係に。

彼女は特殊カメラを仕込んだ眼鏡を彼からプレゼントされ、自身が知らない間に情報を盗み出していたことになります。

最終的には、張嘉惠に切られてしまいます。

 

 

周哲一(王陽)

 

表の顔は、インターネット・プロバイダーである哲閱網站の社長。裏の顔は、夜霧なのか協力者なのか曖昧な感じです。哲閱網站は、姚瑤が務める会社でもあります。

夜霧のスパイに成った特工任務のゲーマーは皆哲閱網站を使用しており、彼らの個人情報を夜霧に渡していました。


 

 

二人の出会

ゲーム仲間の黃子誠と姚瑤は、ゲームの任務を達成するためにバーで初めて出会います。

 

二人の目的は、バーのダーツ勝負の優勝者に送られる飾り物のダーツ。その中にはロッカーのカギが入っており、指定されたロッカーを開けると真空断熱保温水筒が入っていました。

 

次の指令は、指定された公園のベンチの下に隠してある液体の入った小瓶を氷で満たした真空断熱保温水筒の下の窪みに入れて、バンコックに行く事でした。

 

この液体は、B13と言い津海研究所のキープロジェクトの研究成果です。

黃子誠たちが国外に持ち出そうとしていることは、国安局にも察知されていた為、出国時に調べられて偽物だと分かり、国安局では黃子誠はオトリとして利用されたと考えました。

 

バンコックに着いても、B13を奪われそうになり逃げだすのですが、最終的に黒ずくめの男たちに捕まります。

トニー(託尼)と言う男にうそ発見器と電流印加器で拷問されて、彼をB13を隠したレストランに連れて行きますが、隙を見てB13を持って逃げ出します。

第1回目の試験は合格とのメッセージが携帯に入ります。

 

危機を共に乗り越えた男女は、そういう関係になりやすいとドラマで良くある設定ですが、そういう関係になります。

 

しかし、姚瑤は一人で去って行きます。

 

 

黃子誠は犯罪者

一人で去って行った姚瑤を探し出した黃子誠ですが、彼女にはあまり良い顔をされません。

そんな二人に新たな任務がやって来ます。

 

任務は、指定されたホテルに入り、指定された部屋の中のPCから10枚の写真をコピーすること。
ターゲットは8026号のF博士。

部屋に忍び込んだ黃子誠は、机の上にある資料からF博士は実在の馮子祥博士と分かりました。
 

黃子誠は何かおかしいと感じ、姚瑤に電話して任務の中止を告げます。
データのコピー先を突き止めた黃子誠は、そこに向かうがあと一歩のところで、男にトイレに連れ込まれ、何をしてるのかわかっているのかと言われたのは従兄の高天陽でした。


国安局の高天陽は、このままゲームを続けろと言います、それで相手を油断させて、継続して相手を追い詰めるつもりです。


黃子誠と姚瑤は、ゲームにログインして指令を出した張老板に会いに行きますが、スパイの片棒を担いだのは君たちだ、訴えても構わない。君たちは6年の刑に服して青春を無駄に過ごすことになる。
彼は、本当の犯罪者になったのでした。。。

 

 

 

姚瑤は、どちら側?

黃子誠は姚瑤に呼ばれてマカオに行き、トニーたちに捕まり、何故かマカオにいる父親の黃家明のPCからデータをコピーしろと命令されます。
 

トニーに引き受けないなら父親の所に行く(命をもらいに行く)と、脅されて黃子誠は如何することもできず指示を受けることになります。

 

黃子誠は姚瑤に聞きます、何故俺をマカオに呼んだ、親父もいる、偶然と言うなよ。

彼女は言います、これは私の特攻任務です。トニーからゲームを続け無いと、家族もどうなるか分からない脅されている。私は監獄にも行きたくないし家族も守りたい。

姚瑤は、あちら側か?


黃子誠は隙を見て携帯を手に入れて高天陽に電話しますが、電話に出たのはトニーでした。携帯は、トニーが故意に姚瑤に渡していたたのですが、姚瑤は、それを黃子誠に黙っていました。

 

黃子誠は、ゲームにログインして夜霧のゲーム内での司令塔の張老板と条件を話し、もう自由だからと姚瑤を部屋から出してさよならします。

黃子誠と黃家明は夜に食事をする約束をしていて、そこに姚瑤が現れ、携帯に店員が見張っていると表示して彼に見せて注意を促します。
黃子誠は、行き詰ったのですが、国安局員の吳熙が店に入ってきて事なきを得ます。

 

黃子誠は父親を見送った後、すべてを悟った彼は姚瑤に対して最初からすべて君が書いた筋書き通りだったんだろと言うのでした。

やっぱり姚瑤は、あちら側か?

 

 

拗れる二人

黄子誠は津海に戻り、吳熙に会い姚瑤がスパイであることを報告しましたが、彼女は特に驚きもせず、黄子誠が感情的になって行動を起こしたことを責め、もっと相手を理解すべきではなかったかと問うのでした。
 

バーで、姚瑶は黄子誠と再び出会い、彼の心を取り戻そうとして、自身が夜霧に脅迫された経緯を告白します。


彼女はアメリカ留学中にその「特工任務」ゲームに触れ、方陸と言う男性とパートナーになります。

二人である任務を遂行中に、不法に銃を持っているとの冤罪をかけられ、方陸は保釈されたが、彼女は投獄されました。

 

夜霧の餘氏が彼女に接触し、夜霧と協力することで保釈金を支払って彼女を解放すると提案します。
自由のため、彼女は餘氏の提案を受け入れ、彼らの手の中に落ちてしまったのです。

彼女はマカオでの任務が終われば、夜霧はもう彼女を脅迫しないと約束していました。
しかし、黄子誠のもとに戻る選択をしたのです。姚瑤は、こちら側か?

 

これらの説明を聞いてもまだ黄子誠、彼女を許すことはできずその場を去り、姚瑶は落胆して家に帰ります。

 

 

疑われる黄子誠

黄子誠は夜霧の張老板から津海生物に入社することを求められます。

彼は自分の父を守るために、張老板の要求を受け入れ、津海生物(父親の黃家明が副総裁を務める会社)で仕事をすることを決めます。

父親が副総裁でもちゃんと面接を受けて採用されます。

 

それで新たな任務をがやって来ます。

張老板は彼と姚瑤に、72時間以内に黄家明のコンピュータから機密ファイルを盗むよう要求してきました。

どうやら二人の本気度を試そうとしているようです。

 

黄子誠は機密を手に入れましたが、本当の機密を夜霧に渡したくない為、高天陽にデータ変更してもらい、それを夜霧に渡して彼らの監査結果を待つことになりました。


夜霧の餘氏は既に本物のデータを手に入れており、データの比較により黄子誠が持ってきたものは偽物と知ります。
彼は、黄子誠が国安局の仕掛け人であると疑い、姚瑤を通じて黄子誠が国安局の回し者かどうかを探ることにしました。

 

 

 

揺れる姚瑤

黄子誠と姚瑤はゲームの審査に通るかどうかで不安を感じていましたが、突然姚瑤はタイへの出張を命じられました。
バンコクでの仕事を終え、同僚と祝賀のために出かける準備をしていたところ、トニーが待っていました。

 

トニーの拷問に対しても姚瑤は黄子誠がデータを変更したことを知らないと答えます。

そこに餘氏が現れ、黄子誠がずっと彼女を騙していたこと、黄子誠の従兄である高天陽が国安局員であり、黄子誠もその一員であることを告げるのでした。


姚瑤は驚き、黄子誠がずっと自分を欺いていたこと、そして彼の自分に対する感情が本物かどうかを疑いました。
餘氏は姚瑤の姉の安全を脅かすと警告し、彼女に黄子誠の真意を探るように命じました。

 

その後、トニーはから黄子誠の真の身分を急いで調査するように圧力をかけられ、姚瑤、黄子誠、高天陽は夕食を共にします。

約束の場所に向かう途中で、姚瑤はトニーからもらった盗聴機が入った携帯ケースを黄子誠にプレゼントとして、おそろいのケースだと言って彼を喜ばせるのです。

食事中、姚瑤は理由をつけて席を外し、携帯ケースの監聴機を通じて2人の会話を密かに聞いていました。
黄子誠はある調査結果を尋ねようとしましたが、高天陽は警戒して任務に関することを話しません。


隠れていた姚瑤は具体的な手がかりを見つけられなかったので、ほっとして居ました。

 

しかし彼女は家での黄子誠と高天陽の会話を聞き、黄子誠が国安局の回し者であり、自分を裏切っていることを知り失望します。

 

それでも彼女はトニーからの詰問に対して、黄子誠のことは分からないと答えるのでした。。。

彼女は自分を利用した全ての人間を憎んでいました。。。姚瑤は、どちら側?

 

 

 

非情な任務

トニーは進捗がない為、姚瑤に黃子誠を船におびき寄せるように強要し、黃子誠はトニーに捕らえられました。

 

トニーは姚瑤に、黃子誠が捕らえられていることを高天陽に伝えさせ、黃子誠を人質として、高天陽に肖逸(張嘉惠に殺されかけたが、あわやの所で救われ入院中)の殺害を要求をします。


高天陽は窮地に立たされ、出した答えは協力はするが、自分で手を下すことは出来ない為、張老板が行動する様に言うのでした。

 

トニーは張老板の身元を明かせない為、唯一の選択肢は姚瑤でした。

姚瑤は人を殺すことなどしたくありませんが、彼女の姉と黄子誠の安全を脅かすと言われ、受けるしかありませんでした。
 

餘氏は姚瑤に、高天陽が彼女を助けるであろうことを告げ、彼女は高天陽に会い、夜霧に脅迫されていた過去を話しまし助けを求めました。彼女が夜霧に従うことなく、人を殺さずに黄子誠を救い出す方法があると信じました。


しかし、高天陽の答えは、彼と一緒に手を組んで肖逸をこっそりと殺すか、国安局に自首して黄子誠を見放すかの2つしかありませんでした。
姉と黄子誠を救うため、姚瑤はやむを得ず肖逸を殺す選択をします。

 

姚瑤は病院に来て張老板からの情報に基づいて、保管棚に置かれた注射剤を取りました。
高天陽は意図的に看護師の視線を逸らし、姚瑤は肖逸が検査に行っている間に病室に忍び込み、クローゼットに隠れて機会を待ちました。


そして、高天陽は病室の外で、見張りをしている同僚の注意をそらし、姚瑤はクローゼットから出てきて、準備していた注射を肖逸の体に打つと、すぐに肖逸の心電図モニターがアラームを鳴らし始めす。

医者は急いで彼の救命処置しましたが、結局肖逸の死亡を宣言せざるを得ませんでした。
姚瑤は誰もが肖逸の方を向いている隙に後ろをすり抜けて病室を去りました。

 

これにより、高天陽は犯罪者となり、同僚に疑いをもたれながらも夜霧の2重スパイとなるのでした。

 

トニーに捕まっていた黃子誠は、ようやく解放されました。

高天陽は、姚瑤には黃子誠との関係を断ち切るよう要求し、黃子誠にはスパイ活動を止めて普通の生活に戻るよう言います。

 

迷っている黃子誠は彼女を探しますが、冷たい態度で別れを告げられます。

姚瑤は、あちら側か?

 

 

 

姚瑤は何方でもない?

黃子誠と吳熙は、哲閱と夜霧の関係を調べる為、個人情報を特工任務ゲーム中で売買していた「烏鴉」に哲閱の社員だろうと、鎌をかけます。

また、黃子誠はヘッドハンティングの知り合いからの情報で哲閱の周詩琪に目を付けていました。

 

姚瑤は、周哲一のアシスタントに仕事が変わり、彼から哲閱の情報漏洩者を探す任務を与えられ同じく周詩琪を疑っていました。

 

周詩琪は、いち早く機器を察知しすぐに哲閱辞めて行きます。

 

黃子誠は、周詩琪を尾行する。姚瑤も尾行している。出会う二人。周哲一は、夜霧だという黃子誠にそう思うなら国安に訴えたらと返す彼女。姚瑤は、あちら側か?

 

そうこうしている間に、周詩琪は国安局に身柄を拘束されます。

周哲一は、周詩琪は国安局によって拘束されたことを姚瑤に伝えると、彼女は黃子誠を呼び出し二人の知っていることを共有し、黃子誠は周哲一のPCを調べることを姚瑤に提案します。

姚瑤は、こちら側か?

 

姚瑤は、夜に周哲一を呼び出し、その間に黃子誠は哲閱に侵入していました。
彼女は、周哲一に私は夜霧で貴方はそれを知っていたでしょ。黃子誠は、貴方を疑っていて今頃貴方のオフィスで夜霧に関係しているかどうか調査していると打ち明けます。
姚瑤は、やっぱりあちら側か?

 

餘氏はあなたに問題が有れば彼は私を見逃さない。私は黃子誠を拒否できない、拒否すれば私を疑う。

私にはもう逃げ道はない、国安には捕まりたくない、津海から離れたい。だから手助けしてほしい。 
姚瑤は、逃げ出したいだけ?

 

 

そして運命の時は訪れる

夜霧の指令により生物科技から高天陽は、HY106のデータを奪取します。そのころ生物科技内の別の人間が、同じくサンプルを奪取します。

姚瑤はサンプルを指定場所から取り出しトニーに渡す為、タクシーに乗ります。それを尾行する黃子誠。

 

彼女は、古びた造船所で車を降りて歩き始め、途中で立ち止まり、後を追ってきた黃子誠に私を助けると言いながらずっと騙していた、すべて終わらせなければならない、と言いながらピストルを取り出す彼女。鳴り響く銃声、崩れ落ちる黃子誠。

 

姚瑤は、トニーにサンプルを渡します。

姚瑤は、あちら側か?

 

 

物語は、まだ続きます。

国安局により津海市内の夜霧は壊滅、周哲一も逮捕されて監獄に入ります。危機は、去ったかのように見えます。

 

 

その後、姚瑤は、夜霧のデータセンターのようなところに居ます。姚瑤は、どちら側?

 

高天陽は、監獄に囚人仲間の周哲一に「特工任務」は始まりでしかない、”Z"がまた新しことをやっているのではないかと話しかけていました。

 

SPY GAMEには終わりがない。。。

 

 

続編も作れるような終わり方です。

 

ドラマの内容ですが、李一桐を中心に書いてます。

内容は、ある場面を切り取ったものです。つまりすべてを知りたければ見るしかないです。