ちょと昔、足繁く通って、孫のお食い初めとかでお世話になった長田の、
まんまやで務めてからの独立ということで訪れてみた。

以前は、大喜多という店で、これまた独特の雰囲気のお店だった。
HOSの社長のご母堂とカウンターで同席して、大将や女将さん交えて
色々お話させてもらったが、貫禄というか威風堂々さに畏れ入ったという
記憶のある店だったが、大将もお年で、閉めた跡地に入ったみたいやね。

お付きだしは、風呂吹き大根。
お出汁の味は良好。しかし、大根の表層のすじが取り切れていない。
「この大根、骨あるんか?」と思ったぐらい。
ちょっと興ざめ。


お刺身は盛ってもらった。
押しなべて、熟成させた味わいで、福笹や花味亭のきときとさとは
異なる味わいで、これはこれで美味しい。
大根のケンや、紫蘇を湯通しして食べやすいようにしてくれている心配りは秀逸。
それでいて、紅芯大根はぱりっとさせている。



酒にしよう。黒龍の九頭竜から。



蒸しは、注文受けてから卵液入れて蒸してくれる。
出汁の味は良いのだが、底に入れてある鶏肉は今一。
鶏の臭みが残っている。



酒を変えよう。田酒、吟醸で。



天ぷらも盛ってもらった。
有頭海老はなぁ、どうせ頭は食べられへんし、そのくせ外してなんは
食べにくいからなぁ。
まぁ、ここのは海老味噌は味わえた。



メニュー、まんまやと同じくめっちゃ多いねぇ。



さて、カウンター8席ではいささか狭い。
おまけに機関銃のように喋りまくり食いまくる水商売風の二人連れと
高射砲のように声高に話するおばはん二人連れに挟まれて、
居心地は、ご機嫌とは言い難い。

次回訪れるとしても、ちょっと時間開けようかと思うわ。