参拝日 2024年8月20日(火)

 

 

名古屋は25日連続で猛暑日だったそうですが、この日は朝まで雨、午前中は曇りで少し過ごしやすかったです。

 

最近はスーパーへ行くとコメが品薄になっていて、5kg入りは売り切れになっていることがあります。

 

昨年の猛暑が、コメの収穫に影響したようです。

 

今年の新米が出るまで心配です。国はコメの在庫は十分にあると言っているようですが、地域によって在庫にばらつきがあるようです。

 

猛暑やコメの品薄を実感することは、地球温暖化の影響がついに近くまでやってきた気がします。

 

 

 

半田市の乙川(おっかわ)地区のお寺へお参りに行きました。

 

乙川というのは、このあたりを流れる阿久比川が蛇行する形が「乙」の字に似ていたからそう呼ばれているみたいです。

 

岡崎市にも乙川がありますね。こちらは「おとがわ」と読むようです。ネットで調べると、もともと「男川」と呼ばれていたことに由来するようです。

 

 

さて、乙川の海蔵寺と光照寺に行ってきました。

 

今回は海蔵寺について書きます。曹洞宗の寺院です。

 

最初に感じるのは、境内は駐車場を含めて広くて開放的です。

 

奈良の興福寺を思い出します。「秋風や囲いもなしに興福寺」(子規)のように塀や山門がありません。

 

 

入口から入ります。正面が本堂です。

 

 

境内に入るとたくさんのお地蔵さんが迎えてくれます。🙏

 

 

本堂は閉まっていましたが、少し開けさせていただきました。

 

ご本尊は、釈迦牟尼仏です。🙏

 

 

写真には写っていませんが、本堂の両端に僧侶の絵像がいくつかかけられています。

 

家に帰ってから「半田のお寺」という本を読むと、「当山歴代住職の肖像画」が宝物になっていました。

 

たぶんその肖像画と思います。

 

 

 

本堂に向かって左側に弘法堂があります。

 

 

弘法堂の手前に「この寺に大師法来(伝来?)の法衣あり」と書かれた石碑があります。

 

 

「半田のお寺」によると、

「当山二世田翁和尚は神通力を具し、非凡な僧にして住吉高野山の火災を発見し、寺庭に酒水し火災難を捨し、その徳を高野山主謝し蓮糸の法衣を受領しました」とあります。

 

つまり、遠く離れた高野山の火災を発見し、祈祷しながら水をまき、人力によって火事を消し止めたそうです。

 

 

 

大師堂には、写真では小さくなっていますが、弘法様がいらっしゃいます。

 

南無大師遍照金剛🙏

 

 

弘法様に向かって右には、薬師如来様。🙏

 

 

境内にもいろいろな仏像。

 

聖観世音菩薩様。美しいお姿。🙏

 

 

永代納骨塔。お釈迦様と六地蔵様に見守られています。

 

地獄に落ちてしまっても、お地蔵様が救ってくれます。🙏

 

でも地獄に落ちないようにしないと・・・。

 

 

最近はこういった共同のお墓が増えましたね。

 

お寺の墓地が空いていないこともあるのでしょうが、お墓のお守りが出来なくなってしまう昨今の事情でしょう。

 

 

戦没者慰霊碑と母子之像。

 

戦没者は日本全体で約310万人になるそうですが、この地区でも多くの方が犠牲になっています。

 

 

 

最後にご朱印です。

 

 

参拝が終わるころには、暑くなってきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

■23寺巡礼完了/全98寺

 

【参考文献】

 

知多四国霊場会「知多四国巡礼」(歴遊舎 2010年)

 

半田市仏教会「半田のお寺」(一粒社 1982年)

 

大塚耕平「愛知四国霊場の旅」(中日新聞社 2020年)