できない理由はいくらでもあります。
それをあげつらっていったらきりがありません。
できそうに思えないと本気が出ないという人もいます。
でも、できそうかどうかは、本気で取り組んだ後で言って下さい。
とりあえずできるかどうか検証しようと言いながら、
とても半端にやって、「ほらやっぱり無理」という。
そんな姿をたくさん見ました。
それは始めから無理を証明するための行動でしかなく、
まったく検証になっていません。
できると信じて、本気で取り組み、
結果が出るまできちんとやり遂げて、
初めて意味のあるデータが採集できて、
検証の対象になるのです。
企業研修をしているときに、参加者経験したことがない課題をすと
「無理無理」と言って取り組まない人が時々います。
「本当にできるんですか?」「他のチームはできたんですか?」
「もともと無理な設定なんでしょう?」などと講師に質問してきます。
できるはずだという保証を、他人に求めるのです。
できるかどうかは講師(あるいは上司?)が判断する物だから、
できなかったときの責任はやらせた方にある、というわけです。
本気で取り組まなかい事実をフードバックするとときには
「やったことがなく、知識がないから戦略を立てられなかい」と弁明します。
この考え方だと、すでに他の人がやったことがあり、
その情報が手元に来ていて、作業量も時間も検証されていることしか、
取り組むことができないことになってしまいます。
できそうもないから本気にならない。
それでは、できることもできなくなってしまうのです。
検証するためには、本気で取り組まなくてはなりません。
本気で取り組まなくてもできることなら、
そもそも難しいことではありませんから、
できるかできないかという考慮をする必要すらありません。
ただやればいいのです。
本気になってやってみる。
何か言って良いのは、その後です。