大立山まつり2023 [奈良ちとせ 祝ぐ寿ぐまつり] 明治33年から続く伝統行事「若草山焼き」 | lucky-pal 【 愚 公 移 山】

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(そらみつ 大和の國は~[倭は 国のまほろば たたなづく 青垣
山隠れる 倭し 美し~ 『大和 三山』(大和国中) 遥かに[生駒山.
信貴山. 二上山]を拝します 

『妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山 うち越え来れば 黄葉散りつつ』 『萬葉集 第十巻

「あしひきの山の木末の ほよ取りて かざしつらくは

          千年寿くとそ」 (大伴家持)   『万葉集』巻十八

 

 

古都奈良の 冬の一大イベントといえば 明治33年

から続く伝統行事炎の祭典(若草山焼き) なら瑠璃絵.

天平勝宝4(752)年から途切れることなく続けられて

いる [東大寺二月堂修二会](お水取り)等ですが

若草山焼きなら瑠璃絵の間を埋める形で 2016年

から始まったのが 「奈良 大立山まつり」

 

 

「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」新しいお祭りです.

会場は当初は[平城宮跡.大極殿]前でしたがその後

平城宮跡の一番南側の[朱雀門ひろば]周辺になり

さらに2021年は映像配信のみ.2022年は御斎会のみ

[平城宮跡公園]で行われ 3年ぶりの 現地開催です.

 

今年(2023年)開催される会場は 2020年(令和2年)

4月にオープンした[県コンベンションセンター]

メイン会場だった [平城宮跡朱雀門ひろば]

2つのエリアに分かれます.

 

 

「奈良ちとせ 祝(ほ)ぐ 寿(ほ)ぐまつり」の由来は

『万葉集』に「あしひきの山の木末の ほよ取りて

かざしつらくは千年寿くとそ」(大伴家持 巻18)と

いうヤドリギを髪に挿して 千年続く命を祈った

歌があり⇒長寿を祝う言葉の響きと意味より.

祭りに集まる皆さんにも そうあってもらいたい--

今年度の [奈良ちとせ 祝ぐ 寿ぐまつり]

テーマは「撥雲見天(はつうんけんてん)」

 

「撥 雲」とは、日の光を遮る暗く厚い雲が晴れ、

心配ごとが なくなることのたとえであり、

この おまつりをきっかけに 世の中に光がさす

ようにとの願いを込めています

みなさまに明るい光が届きますように・・

 

 

「大立山まつり2023 奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」

 

古代から令和の時代に至るまで.長い歳月をかけて

歴史や文化を育んできた“奈良”の地.

豊かな食文化.伝統行催事.美しい社寺や自然で

溢れています.

彩り多き奈良に息づく.時代を越えた魅力を

みんなで楽しみ.そして味わえる祭りですね!

 

高さ約7メートルの増長天と広目天の「大立山」

奈良県内各地で行われてきた 風習 [立山]

大立山(四天王)に加え.県内各地域の立山が紹介

展示され.広陵町の「大垣内の立山祭」専光寺で

毎年.8月24日に行われる地蔵盆の祭で伝統の立山

(作り物)等が 奈良県コンベンションセンターの

屋外「天平広場」にて展示されます.

 

[立山]は.その年の話題となった出来事.有名人を

面白おかしく飾りつけたものたもので.これを

立てないと.病気や事故が起きるとされ~

無病息災を願う.身代わりとして.江戸時代

始まったという説があります.

 

 

「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」は. 連綿と続く

奈良県内等の[伝統行事]が 一堂に見られる機会で

吉野山.金峯山寺の[鬼火の祭典]⇒鬼を仏道に

迎え入れる新春の風物詩. 吉野山の金峯山寺の

節分行事で毎年.2月1日~3日に行われています.

[鬼火の祭典]では  [鬼の調伏式]があり

「鬼は内、福も内」と唱え.全国から追われて

きた鬼達を迎え入れていますね.

 

 

伝統行催事や ゆるキャラステージの他に奈良の

歴史を楽しく学べる[大極門360°パノラマ

ビジョン]等のバーチャルコンテンツもご用意

 

[あったかもん] グランプリは 斑鳩町の

「斑鳩名物 竜田揚げ」が見事にグランプリ!

奈良の奥深い魅力も発見!様々なコンテンツが

用意されており厳冬期の奈良も満喫出来ますね!

 

 

古都.奈良の明治33年から続く伝統行事「若草山焼き」(1.28)

 

冬こもり  春の大野を  焼く人は

          焼き足らねかも  我が心焼く

                       {萬葉集 巻 七}

 

     『山焼きを見ないと 新春が 来ない!』

 

 

明治33年から続く 伝統行事・古都の炎の祭典!

春日大社と興福寺.東大寺の神仏が習合し先人の

鎮魂と慰霊.奈良の防火と世界の人々の平安を

祈る行事として行われています.

[コロナ禍]により2020年は規模を縮小して行われ

2021年は初めて観覧を事前登録制にして実施され

今年(2023年)は感染防止を徹底し通常通りの開催!

 

 

春日大社境内 飛火野で大とんどの火を採火する

 

 

「御神火奉載祭」や御神火を若草山麓まで運ぶ

[聖火行列] 山麓の野上神社で行事の無事を祈願

[野上神社祭典]などが行われました. 

 

 

午後6時15分から15分間.約600発の花火が 打ち

上げられ.同6時30分に約33ヘクタールの若草山の

草地で 奈良市消防団約300人が松明を持ち.

法螺貝やラッパの合図で一斉に草地に点火

 

 

奈良市内は.雪が降ったりやんだりした状態で

消防団員らが懸命に火をつけ続けたが広がらず

燃え方は全体の約10%にとどまった様子です.

焼け残った草地は2月に改めて焼き直される.

 

『きれいに燃えれば 景気も 良くなる!』

[雪が降り 燃えがわるく 少し残念だったが

山焼きを見ると一年が始まったという気持やな!]

地元の人々の中に こんな声も聞かれましたが

奈良全体の防災. 世界の人々との平安を祈願!

約600発もの打ち上げ花火!

傘をさし乍ら多くの観光客が山肌に広がっていく

幻想的な{若草山焼き}~古都の早春の伝統行事

『山焼きを見ないと 新春が来ない!』

 

 

春日野は  今日はな焼きそ  若草の

   つまもこもれり  我もこもれり

            {古今和歌集 巻 壱}

 

 

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