悟るために生きるのか、生きるために生きるのか。 | 彩色兼美ーさいしょくけんびー

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生年月日よりわかる【あなたの生まれ持った資質・人生の流れ】鑑定セッションをご提供しております。

皆川公美子さん主催の仏教ゼミ。

薬師寺の松久保師を講師にお迎えしての

贅沢な5回が昨日終了しました(涙)


受け取ったことは膨大にあって

でもそのすべてを言語化できない。

当事者は、体験の全てをすぐに言葉に出来るものではないということを

身体の世界の師である方に教えていただいたけれど

ほんと、今回の体験もそうで。

 

 

傍観者はなんでも言える。

けど当事者は、その体験が身に染みわたり

そのすべてが落ち着くところに落ち着いてから

やっと発声できる言葉がある。

 

なのでまだ全ては理路整然と語れないんだけど

そういう意味では、今回の仏教ゼミ

少しは当事者意識で参加させていただけたのかな。

 

 

 

昨夜は珍しく帰宅後夕寝をしてしまいまして・・

 

最近、情報を処理するのに、ある程度の時間と空間の余白が必要みたいで

大勢の方とご一緒する場所は、年々苦手にもなっており(笑)

今日、今頃になって

やっと受け取ったものの一部を少し整理するためにも

一旦書き留めておこうかな、と思いました。

 

 

 

 

公美子さんのブログに

たくさんの素敵な感想記事がリンクされているので

是非読んでいただいて、仏教ゼミの臨場感を味わっていただきたいな。

 

中にはゼミの内容に即して忠実にレポしてくださっているものもあって

復習にもすごく良さそう・・

 

 

 

なので

私は私なりの角度で受け取ったものを。

(その一部にはなってしまうけど)

 

 

まず、仏教の奥深さはもちろん興味が尽きず

きっとこれからもチャンスがあれば

学び続けていきたいと思うのだけど

個人的に、もし松久保師にお聞きする機会があったら

伺ってみたかったのは

 

仏教の道に進まれたことについて

ご自分の意思だったのか

そうではなく、環境の中で自然にそうなったのか

 

ということ。

そしてもし後者だったら

その時々きっとあらゆる感情が湧いていらっしゃったのではないかと

勝手に想像しているのだけど

それらと、どう

折り合いをつけてこられたのかなということ。

 

 

(父の葬儀をお願いしたお寺のご住職が

ご自分の跡継ぎである息子さんをまだ小学3年生くらいの時に

旅行と偽って・笑 京都まで連れていき

床屋さんで、有無を言わさず坊主頭にさせたというエピソードが

すごく衝撃的でね お寺関係の方には

見えないご苦労がおありなんだろうな、とその時思って)

 

 

 

講座終了後

今日が最後だから松久保師を囲んでランチしよう会(笑)

で、どなたかが、似たようなことを質問されて

それに対して松久保師が話されていたことを

遠くから頑張って耳を澄まして伺って(笑)

(席が遠かったので明瞭には聞き取れなかったけど)

 

聞きたかったことを!質問してくれてありがとう!

と思いながら、なるほどなるほどと胸の内でひとり。

 

 

 

以下松久保師談。

 

どうやらお父様が薬師寺にご縁があって

松久保師もその道に入られたこと。

 

薬師寺は法相宗だが

いま薬師寺にご縁があり、仏教の道に入られたお坊さん(という言い方であっているのかな)
の中にも、法相宗がどういうものか知っていて

法相宗だからこそ、と自分の意思で

この道に入った人は少ないだろうということ。

 

 

というのも、入ってみないとその世界がどういうものなのか

わからないから。

外から見ているときにはそのすべてを理解できるものではない。

結局、ご縁。

 

 

その中で若い時は理解できないこともあったけど

お寺に参られる方々からの感謝の言葉をいただいたり・・

自分の仕事がそういうものなのかを少しづつ体験する中で

色々変わっていったこと。

 

 

自分が今いる場所、していることを

普通の世界からはじかれたと受け止めるか

選ばれたかと受け止めるかでは

世界は全く違って見えること

 

 

というお言葉がすごく印象的でした。

 

 

例えば歌舞伎や茶道・華道、いわゆる伝統の世界に生きていらっしゃる方たちは

どんな風に自分の歩む道を受け止めていらっしゃるんだろう・・

と思うことも以前よりあって。

 

 

決められたものだから、それを背負っていくという気持ちなのか

だとしたら

最初からそう思えるものなのか・・

葛藤や反発も、きっとあるだろうし

そこをどう超えて

今の松久保師のあの熱い語りをさせる

心境に至ったのか・・

 

そんないわば

人間・松久保師 の部分のお話に興味があったのでした。

 

(オリンピック選手が、みな感謝の言葉を口にするのはわかる、というようなことも

話されていたなぁ・・ 松久保師)

 

 

 

仏教という大きなもの

壮大な歴史背景の中に続くもの

 

その中にも宗派があり

大乗仏教

小乗仏教では

その前提が違うこと

 

 

そのそれぞれにご縁がある人たちがいて

気が付けばその世界の住人となっていること

 

選んでいるわけではなく

それは

「ご縁がさせること」

 

 

今、私たちは自由で

なんでも選べるような気持になるけれど

そうじゃないご縁で成り立っていることも

きっと多数あるんだろうと思います。

 

 

ご縁なんですよ、と身体の先生もよく言われる。

何かの道をただひたすらに歩む人たちには

いい意味での重みを感じる。

 

自分が好きで選んだ、というわけではなく

そうであったからそう生きていくのだ

という心境にさせる

そういう真摯なものが

「道」を生きる人にはあるんでしょうね。

 

 

そしてそれに至るには

そこまで自分で歩いていかないと

思い至れない類のもの。

 

 



比べるのもおこがましいけれど

私がいま、扱っている占術を学ぶとき

実は最後の最後まで、どちらにしようかすごく迷ったのね。

その2つはとても似ているけど

ちょっと調べると、何かが違うらしい。

けど、その何かは

その世界に飛び込んで学び始めないことには

部外者として、傍観者としての立場では

到底、理解できるものではなくて

 

悩んで悩んで

違いも好きも嫌いもわからなくなって

最後はもう、なかばやけくそに

なんとなくこっちーー

で選んだという(笑)

 

 

 

話を戻します。

今回のゼミ中に松久保師は何度も

素人の私たちにもわかるように

 

大乗仏教と小乗仏教の違い

仏教という世界でも

学者によって解釈が違う事を

伝えてくださった。

 

 

薬師寺は大乗仏教。

簡単に言うと

生きているうちに幸せになろうよ、という教え。

 

小乗仏教は、本当に悟る時は

肉体を離れるときだ、という教え。

 

 

この2つってもう、決定的に違うよね。

仏教とひとくくりには

とてもしてはいけないと思うくらい。

 

 

そして

仏教に対する大方の解釈と

松久保師の「こうなんじゃないか」も違っていて

そこを上手に、フェアに、押し付けることなく、でも魅力的に

私達素人軍団(笑)に

伝えてくださった。

 

 

その違いを知ることは

それらを本気で知るという姿勢でいないと語れない。

 

本当の本当は

その道に入ってみないとわからないかもしれないけれど

でも、どちらかを選び、その道を、葛藤や迷いや

そしてそれらを上回る感謝や

もう、そうとしか表現できない「ご縁」を

感じ始めたところまで歩んで行ったひとには

自分の世界が見えてきた分だけ

よそとの違いがわかるものなんだろうな。

はっきりと。

 

 

そして

そこまで歩んだ人は

生きているということに対して

もう感謝と

自分が歩む道に対して

「ご縁」というしかない

そんな畏敬の念を抱いていらっしゃるんだろうなぁ・・・

 

と、そんなことをつらつらと勝手に受け取っています。

 

 

なのでね

これが正解でもないんだろう。

仏教の教え、小乗大乗仏教のそれぞれの教えが「正解」なのではなく

それらに「ご縁」があったひとには

それは光になり、宝物になっていくんだろう

 

そんな風に感じてます。

 

その懐の大きさを兼ね備えたものが

松久保師が捉え、生きていらっしゃる

「松久保師の道(仏教)」という感じなのかな。

 

仏教という道ありきではなく

あくまでも松久保師の世界の仏教。

 

 

悟っている 如来と

悟っていない 菩薩

その両方を同じ位置におまつりする

その世界観。

 

ひたむきに歩んでこられた

松久保師の道(仏教)に対する

松久保師の壮大な愛情と情熱の一端に

触れさせていただけた

幸せな幸せな時間でした。

 

ご縁があるものを

愛すること。

 

そこに生きながら幸せになる

その秘訣が隠されているのかも。

 

 

松久保師、公美子さん

5か月の間 本当に有難うございました。

 

 

 

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