受付対応で疲れさせないために  | 美月あきこオフィシャルブログ「気分はいつもファーストクラス」Powered by Ameba

受付対応で疲れさせないために 

先日、とある名の通った企業に打合せに行きました。
既に発注を受けて進行している案件なので、
必要なミーティングか、と問われれば、「?」ではありましたが、
力関係と言う名の見えないパワーが、そこの会社へと向かわせたのでした。(笑)


実は2回目の訪問でしたが、初回同様オロオロしてしまいました。

こちらの企業は事前にアポを取ると、
入館用のバーコードが印刷されたメールが前日に届くシステム。
このメールを印刷して受付にあるスキャナで読み込ませます。
すると、入館証が即時発行されるしくみ。

このバーコード部分をスマホに表示させて、
それでスキャンできるか試したい衝動に駆られましたが
挙動不審で警備員の方に声をかけられそうで止めました。

飛行機のEチケットのような感じで、
プリントアウトした印刷物を持つのがとても嫌です。
紙モノが好きな方も一定数いるわけだけど、
少し時代錯誤な気もするし、来客者にプリントアウトをさせるというのも
おもてなしの精神からは遠い気もするわけで。


で、スキャンするとタッチパネルに名前が表示されます。
ここでビックリしたことがあります。
このミーティングに参加する他の会社の方の名前までズラッと出てくるのです。

どうやら、バーコードは個別に発行されているものではなく、
ミーティング単位で、同じ部屋に入る参加者全員に紐付いている(らしい)。
同じ部屋に入る人だから、問題がないといえばないのでしょうが、
このシステムだと、大きなミーティングなどの場合は
ライバル会社の担当者名などが出る訳です。大丈夫なのでしょうか?

しかも、そのリストから自分の名前を探してタッチすると、
自分の入館証が印刷されるのですが、これ間違って押してして
ひとつ上とか下とかの方の名前を間違ってタッチしてしまったらどうする?

オンラインで自動化されたシステムではあるけれど、
入館者に印刷する手間を要求したり、その手続きがヒューマンエラーにも繋がりそう。
セキュリティ的に問題ないのか心配になりました。

そんなこんなを考えながら、印刷されたIDカードを持って
セキュリティゲートを通ろうとするとIDカードに印刷されたバーコードをスキャンさせるセンサーがない…、ない…、ない…、(焦る私)

多分社員の方が「お客様ですか?お客様ゲートはあちらでございます」と
入口より遠い方を指された。
10台ぐらいゲートが並んでいて、受付端末がある位置とは真逆(もっとも遠い)に
来客者ゲートがある始末。
ゲートをやっとの思いで通ると、またその逆(もと来た方向)にエレベーターがあります。

来客者導線ってもっと考えたほうが良いと思います。
ジグザグに歩いて、歩く距離は多くても、大して前に進んでいません。(笑)

この時点で、すでにクタクタです。
きっと顔も相当やつれていたかと思います。

印刷されたIDカードに行き先のフロアと場所が印刷されているのですが、
同時にフロアの地図も印刷されていて、
「エレベーターホールから出てこう移動する」というガイドも印刷されています。

ところが、細長いエレベーターホールエリアのどちら側なのかよくわかりません。
駅のように「A」とか「南」とかアイコンがあって、
それを目印に動けるガイドならわかりやすいのに。(もう!怒)

散々ウロウロしたあげく、結局はもう一度エレベーターホールに戻り、
フロアー地図と自分のIDカード用の地図を見比べ、
上下、左右逆にしてみたりしていたら
私と同じ動きをしている人が4人ほどいました。(やっぱりわかりづらい!)


親切なようで分かりづらく、
最先端のシステムのようで使いづらい。

ミーティングが始まる前から疲労困憊。

人的おもてなしは最先端システムを凌駕します。


( ↓ 講師は元ANAの大塚先生です)