サービス考 〜一流を越える〜 | ルチアーノショーで働くスタッフのブログ

サービス考 〜一流を越える〜

 寒い。暖かかった昨日から一転、急速に発達した低気圧の影響で列島各地は厳しく冷え込み今季最低気温となった所も多く、札幌では62年ぶりとなる40センチの積雪を記録した。いよいよ、冬が始まる。
 lucianoshow支配人米澤です。

スケートリンク

 この季節、毎年、赤坂の店舗から見下ろしていたサカス広場のスケートリンク、もう、あの場所から眺めることはないのだと感傷に浸りつつパソコンに向かっていると、次のような記事が目に止まった。

 「サービスマンはお客様に名前を覚えられたら一流、覚えられなかったら超一流」
http://www.huffingtonpost.jp/masahiro-isogai/service_b_8643522.html?

 一流と超一流の違い、サービスという仕事に関しての勘違い、なかなか理解し難い世のサービスマンは多いかもしれない。しかし、レストラン・サービスの本質を知る者にとっては極めて的を得た指摘である。

 基本的に迎賓館や高級と呼ばれるレストランのお客は、その日のホストとゲスト(カップルの場合は男と女)がはっきりしている。そのテーブルに付いたサービスマンは、ゲストをもてなすホストのお手伝いをすることに徹し、その日の晩餐が満足ゆくものであれば、ゲストはホストに礼を述べ、ホストはサービスマン(店)に礼を言う。なので、サービスマンはゲストと思いを一つにゲストを満足させることだけを考え、ホストの邪魔をすることは決してしない。これが、サービスの基本形である。

ルチアーノショー1

 とはいえ、数多(あまた)の飲食店で溢れる昨今、業態、客層も様々、ラーメン屋まで含めて、基本形がそのまま嵌(はま)らないことも多いだろう。それでも、基本形を知っていれば応用が効く。5人の女子会ならば、一人ひとりそれぞれがホストでありゲスト、一人客でもまた然り。要するにゲストの満足のために、ホストの思いを察する。寄り添うことはあっても、対峙することは.決してないのだ。

ルチアーノショー2
 しかし、求めもしないのに一から十まで、マニュアル通りに料理を説明するウェイター、お客の好みも訊かず、自分の主張を押し付けるソムリエなど、前に出たがるサービスマンは数多い。
 まあ、それぞれ価値観も考え方も違うのだから、それはそれでいいのだろう。

 
ブルドック

 かつて大英帝国の貴族の館には数多く執事が存在した。主人の食事の給仕や屋敷内の管理を任された彼らのプロ意識は恐ろしく高く、服装、言葉遣い、立ち居、振る舞いは洗練の極みであった。

007

 「貴族の晩餐」をテーマとした赤坂ルチアーノショーが目指したのは、まさにこのバトラー・サービスであった。マニュアルなど持たず、プロフェッショナルとしての誇りを胸に、お客様の執事のごとくカスタマイズされたサービスに徹する。是非とも赤坂ルチアーノショーのサービスを受けて頂きたかった。

それでは、本日のBGMを。 “Deborah’sTheme” by Ennio Morricone

 それでは、新店舗にて皆様のご来店をお待ちしております。