高校のクラスメイトのグループラインに、女子のリーダー的存在Yukariが「6組のNちゃんが実家を整理してて見つけて、送ってくれたよ」と流してくれたもの。
私の通った高校は、スポーツが盛んで県内から推薦などで生徒が集まるスポーツ校でした。
運動苦手だった私にとって、周りの部活を頑張っている人はキラキラしててすごいな....って距離を感じることもありました。
入学当初、中学の剣道部時代のTomoko先輩が「一緒に自転車部のマネージャーをやろうよ」と声をかけてくれて入部し、充実した経験もいっぱいさせてもらったけど、厳しい先生と練習時間の長さについていけず、一年くらいでやめてからは、ほぼ帰宅部に近い茶道部に入って何となくお茶していた高校生活でした。
女子よりも男子の人数の割合が高く、男子はヤンチャで活発で目立ちたがりな人が多く、女子はおとなしくマジメ系。雰囲気のある綺麗な人が多かった記憶があります。
担任の若木先生はラグビー部の顧問で、お話の面白さや簡潔さ、熱血だけれどさっぱりした感じが、全校生徒に人気の高い先生でした。
そんな先生が、私たちクラスの生徒の卒業にあたって、素晴らしいはなむけの言葉をもらっていたのに、10代の頃の私は全く心に留めていなかったことが衝撃でした。
長い時が経って年齢を重ねたけれど、いま改めて心に刻みたいからブログにアップしたいと思います。
津軽弁なので、標準語に訳しました(笑)
3年5組 担任 若木俊一先生
「知ったかぶり」
「良いふり」
「知らないふり」
「あるようなふり」
この4つの「ふり」をしないように、しっかり頭に入れて社会人として歩め。
最後だからもう一つ。
ただ歩くな
「素直に歩め」
もし間違った「道」を歩んだ時、素直であればこそ人々は忠告するだろう。
その時は耳を大きく、大きくして・・・・・・・・・・・・・・
そしてまた歩め。
「無限の道」を。
若木先生は、いつもみんなを笑わせる頭の柔らかさがあり、あまり生徒には干渉もせず説教らしい言葉も聞いたことがありませんでした。
でもそのおおらかさが子供達にも響いて、のびのび過ごさせてもらったのだと思います。それにしてもカッコ良すぎます。
そして、みんなの「さよならのかわりに」一言。
男子は下ネタに溢れているのは、昭和の良き時代だと流してください(笑)
それぞれの短い文章が、その人そのものや時代の空気を表していて、すっかり時が巻き戻されたような気持ちになりました。
何よりも驚いたのは自分自身のことば。
(旧姓)蝦名 みどり
みんな、「いい女」になろうぜ。
本当に全く覚えていません。17才か18才の頃の自分がこんなふうに書いたことを。
何をもってして、いい女なのかも理解していないと思われる未熟な時代に!!
自分だけでなく、みんなに投げかけていることにもびっくりだし、なろうぜっていう男子風の言い回しにも驚く。
あまりのショックに、思わずAIに「いい女の定義とは何ですか」と質問してしまいました。
ジェミニの回答によると、
人それぞれ、また文化や時代によっても異なるが
「内面と外見の両面からバランスの取れた魅力を持つ女性と言えるでしょう」
(...途中は略)
「つまりいい女とは、単に見た目が美しいだけでなく、周りの人や自分自身を大切にし、心地よい時間や空間を提供できる人間的な魅力にあふれた女性と言えるでしょう」
10代の頃の私がこんなに素晴らしい理想をもっていたかどうかは謎ですが、潜在的に素敵な女性になりたいという強い意志があったことが判明して、めちゃくちゃ恥ずかしくも、ちょっぴり誇らしい気持ちにもなりました。
3の5
さよならのかわりにの、上の部分の文章を書いてくれた友人は
こんなにも長く時が経っても、いいクラスでいっぱい笑ったなって思い出させてくれる天才です。
先生のアイコンかわりのイラストも描いてくれました。
また、いつかみんなで集まって笑い合おうね!!
今日も、このブログを読んでくださって本当にありがとうございました。
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