オートクチュール界で最新の流行が発表される華やかなモードの都パリ。
フランス人は、流行とは国の産業と理解していて、決して流行には飛びつかず、ベーシックな服装に自分の個性を表現することでも有名です。
対して、日本人は流行に対して敏感。そしてブランドが大好きな国民ですね。
流行に敏感なのは、季節の微妙な変化を感じ取り、それを楽しむ風習が日本には古くからあるからではないでしょうか。
流行からその季節やその時代の運気を上手に取り込んで、自分へのパワーにすることが得意なのでは...と思いました。
ブランドが好きなのは、日本は伝統や流派を大事にしてきた文化があるので、ブランドというネーミングだけでなく、伝統的な技術に尊敬を表す気持ちが強いからなのかもしれないですね。
表参道ヒルズではフランスの一流ブランド、エルメスの手しごと展が開催されていて、連日ものすごい人の行列ができていて話題になっています。
いつの時代でも、人間の手から生み出されるものへの関心や憧れは変わらないのだなぁと思います。
わたし自身も20才から服飾を学びはじめ、とにかく技術を得たいという気持ちでいっぱいでした。
今思えば、技術を身につけないまま年齢を重ねることが怖いことでもあるかのように、焦る気持ちが強かったのかもしれません。
技術のしごとは、これで完璧という終わりがなく、永遠の修行をしているような気持ちの積み重ねですが、これからも常に研究心を持ち、花嫁のワクワクを作るしごとを続けていきたいと思っています!!

