『初恋の来た道』

 

過去にベルリン国際映画祭の

銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した作品

 

巨匠チャンイーモー監督

主演はチャンツィー氏

 

この休みの期間に約20年ぶりにこの映画を観た

 

 

この映画は心打たれます。

見始めたら最後まで見てください。

 

 

 

 

大まかなあらすじは

 

 

語り手として物語を進めるのはユーシェン

 

 

ある日、父が心臓病で急死する

 

 

何十年も前の中国の田舎の地

 

本来ならその遺体をトラクターで運ぶ

 

しかし、母が

「伝統通りに、葬列を組み、棺を村まで担いでいく

と言い出したことが物語の始まり。

 

 

そこには母の父に対する

「ひたむきな愛の物語」があった。

 

 

 

 

誰一人教師がいなかった村に町から来て

その後、その村で

教師を40年以上やっていた父と

 

 

自由恋愛が当たり前ではなかった時代

村にやってきたばかりの

父に一目惚れした母

 

 

 

アピールの方法がわからない母が

やれたことは

 

 

偶然、すれ違うこと

 

偶然、食べてもらえるかもしれないお弁当を作ること

 

目立つ赤い服を着ることくらい

 

 

 

間も無くして

文化大革命の混乱に巻き込まれ

町へ連れ戻される事になった若き父

 

 

吹雪の中、高熱があるのに

町へ探しに行こうとして倒れる若き母

 

 

二日間、眠り続けた母が目覚めた時、

許可も受けずに町から勝手に戻って来た父の姿

 

 

 

 

町から続く道が、

母にとって意味深いものであることを

悟った息子は、

 

多額の資金を用意し

村長に無理を言って葬列を組む

 

 

息子や教え子達と共に

夫の遺体を村へ連れ帰る母

 

 

都会に戻る前に息子は、

建て替えの決まった古い校舎で

一度だけ授業を開いた

 

 

 

 

 

 

20年ぶりに観たこの作品

 

20年前といえば

韓国のヨン様ことペ・ヨンジュン氏が

出演した『冬のソナタ』

日本で大流行した頃

 

 

当時はうちの母も、また祖母まで

冬のソナタを見て涙していた

 

 

何歳になっても

『純愛』には人を惹きつけるものがある

 

純愛とは

「その人のためなら

 自分の命を犠牲にしても

 かまわないというような愛」

 

 

 

 

過去の思い出や

うちに秘めた想いを

 

映画の中に投影する

 

 

 

映画では

 

父が40年の間に教えた生徒たちが

全国から駆けつけて

父の棺を担ぎにくる

 

息子が用意したお金は誰一人受け取らない

 

亡き父である恩師のために

ただ駆けつけた

 

 

 

教師をやらないと言っていた息子が

父の若き日の姿を思い出させるため

 

自分が登壇している姿を見たいと願う母のため

 

1日だけ村の子供達に授業をする

父が若き日に初めて行った授業と同じ内容で

 

 

 

 

 

 

 

 

人間とは時に醜くもなる

 

 

ただ

 

 

誰かのためにひたむきになる

 

誰かの想いを叶えてあげたいと思う

 

誰かを心の底から愛する

 

 

 

 

こんなことが出来るのも人間だからこそ

 

 

 

その形がどうであれ

それはとても素晴らしいことだ

 

 

 

年を重ねるたびに

その感覚を忘れていったり

心の奥にしまったりする

 

 

 

でもふとしたときに思い出す

 

何かをきっかけに蘇る

 

いいことばかりじゃないかもしれない

 

でもそれが人間ってもの

 

 

 

 

 

 

 

 

原宿ほしよみ堂/専属占い師

ルーカス伽豆海(かずみ)

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