こんにちは。
本日の入荷です。
アメリカンヴィンテージでも、ユーロヴィンテージでもなくジャパンヴィンテージのアイテム。
着物の袖を通常スリーブにし、ダブルの身幅を少し詰めてベルトを作り、ガウン風にカスタムしたアイテムです。
花柄は全て刺繍という贅沢さ。
デザインも和という雰囲気はなく、西洋的なデザインがとても素敵です。
同じ柄の連続性はなく数種類の大きさの異なる刺繍が施され、相当手間がかかっていることが想像出来ます。
東洋のルックスで、西洋なデザイン。
グッと惹かれてしまうジャパンヴィンテージアイテムです。
禁欲的な日本の洋服ですが、花柄が散りばめられ、危ういほどに女性らしさを主張します。
とても貴重で、素晴らしい逸品のご紹介です。
その名もタイロッケンコート。
トレンチコートの原型と言われるタイロッケンコート (ひもでロックするという意味のボタンのないコート)
1895年からタイロッケンコートが作られていましたが、こちらは1901年以降のオーダーアイテムかと思われます。
既存アイテムにないタイロッケンをオーダーするのだけでも40万以上はくだらないと思いますが、何よりオーダーした人の鋭角なセンスが伺えます。
その名の通り、トレンチコートとは違いフロントボタンはなく、1本のベルトでロックするコートとなっています。腰ベルトも2本構造で、真鍮のバックルベルトで固定していく仕様です。
ヴィンテージバーバリーを深く求めた時に、最終的に行きつく洋服です。
通常よりも多くとられた身幅、カラー裏の
クアドラプルステッチ、二重のバックヨーク、腰まで入る深めのスリット、伝統的なディティールはそのままに、
肩は落ち、危うい程にカッコいいコートです。
この先お目にかかることもない洋服かと思います。デザイン系のお仕事をされてる方サンプリングネタにもオススメです。
こんなロマンティックで凛々しい一枚をワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。
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