こんにちは!

 

 

なぎさです!

 

幼稚園までの環境から

引っ越すことで

環境も母も変わってしまった前回のお話はこちら↓

 

 

ある日

そんな、薄暗くて

母の存在感もない世界に

 

 

 

忘れられない事件が起きました。

 

 

 

父が浮気相手を連れて

家に乗り込んできたのです。

 

 

 

相手は船の看護婦さん

背が高く髪は肩までの長さで、

母よりは強そうな感じの人でした。

 

 

 

二人は私の目の前を通って

母のいる奥の部屋に入っていきました。

 

 

 

三人の話している様子から

小学校一年生の私にも

それがただならぬことだとわかりました。

 

 

 

話が終わり

父と女性が出て行ったあと

 

 

 

母は私に

「お父さんはあの人と結婚したいんだって

だから、お母さんに別れてほしいんだって」

 

 

と泣きながら言いました。

 

 

泣いている母のつらさが

痛いほど伝わり、私も悲しいし

 

 

ほんとに母が

かわいそうで

 

 

何とかして

母を助けたいと思いました。

 

 

だから、

つたない文字と文章で

 

 

「お母さん泣かないで、なぎさちゃんが、助けてあげるから」

というような内容の手紙を書きました。

 

 

けれど、この時から

父と母は

私達の前でいつもけんかをするようになり

 

 

 

母が家を飛び出したり

時には父が家を飛び出したりするような

けんかが

 

 

毎日のように続きました。

 

 

私は学校に行っている間に

二人がけんかをしていないか

いつも心配で

胃が痛くなり

 

 

時々

保健室に行ったりしていました。

 

 

 

 

それでも、

父と母は別れず

 

 

 

父が家にいる時は

常にけんかをしており

 

 

 

私はいつも泣きながら

父と母に

 

 

「パパやめて

ママやめて」

と仲裁に入るのです。

 

 

二人がいるときは

けんかをするのが当たり前のように

それはつづき、

 

 

数年たつ頃には

いつまでも、ひやひやしながら止めに入る私に

 

 

妹が

「もうお姉ちゃんほっとき、

どうせやめへんから」

 

 

というようになるほどでした。

 

 

私たちは子供なのに

やけに大人びて、二人の関係や

父について、母について

 

 

表面は

達観しているような

子供に育っていたようです。

 

 

 

 

脳や体の発達も阻害されるという

子供の前での夫婦喧嘩は

子供の心に

自分は存在している意味がない

という思いさえ与えてしまいます。

 

 

 

この父の浮気、

子供の目の前に相手を連れてくることも

 

 

 

 

 母の

ほかに、相談相手がいないとはいえ

小学校一年生の子供に

それを打ち明ける行為

 

 

 

 

すべてが

子供の気持ちを全く考えない

身勝手な行為で

 

 

 

 

 その両親が作る

機能不全家族の

歪んだ家庭の姿が

これから、明らかになっていくのです。

 

 

 

 

 

小学校に上がってから、

あれよ、あれよという間に

かわって行った母と環境に

書きながらあの頃にワープしたようで

戸惑ってしまいます。

(あっ!だけど大丈夫ですよ!)

 

 

次回は一旦小休止OK

「幸せだった」

幼少期のお話を振り返って

まとめようと思います。