ディフェンダーと言う車 | SUNCARSのブログ(サンカーズのブログ)

SUNCARSのブログ(サンカーズのブログ)

イギリスのディーゼル車に関するブログ

ここ数年、記録的な豪雨が度々起きています。今年も大型台風による豪雨が続きました。

昨年7月の「西日本豪雨」では、弊社でディフェンダーをお買い上げいただいた岡山県のお客様・T様も、被害にあわれました。
ですがその災害時に、ディフェンダーが機能的にも精神的にもとても役に立った、という内容の丁重なメールを頂戴しておりました。

...

災害時の出来事をご紹介することには色々な考え方もあるとは思いますが、T様から転載のお許しを頂いておりますので、豪雨時とその後におけるディフェンダーの働きについて、ご紹介させて頂きたく思います。

以下はT様から頂戴したメールです。

(画像はLR社のテストコースでの写真です)

***********************************************************************

幸いな事に、水害当日はディフェンダーは実家の車庫の中にあり、事無きを得ました。
当日は出勤に乗って行っていたジープで避難しましたが、深いところではフロアーぎりぎりでの走行になりました。(もう少し避難が遅れていたら水中走行になるところでした。)
その際、駐車場に駐車していた当店の運搬業務用トラックとローバーミニは完全に水没してしまい、一時はあきらめておりましたが、他の作業の合間を縫って現在修理に取り掛かっています。
ミニの方はエアコンを除きほぼ修理が終わり普通に走行できております。
まあ水没車ですので今後どのような不具合が起きる予想できませんが、廃車にするには精神的にも悔しいので乗り続けることにしました。

災害後は、ジープもそうでしたが、それよりディフェンダーの存在感は圧倒的でした。
自衛隊車両にも引けを取ることなく、乗っている時には安心感と安堵感を得る事が出来ました。
1月に購入を決意し、所有出来ていた事が、今となっては本当に奇跡のような気がします。

今回の災害に逢うまでは、深刻な災害現場や水深何メートルにもなる水害等に自分が逢うことなど想像もしていませんでした。
しかしながら、被災してしまうと不思議なもので、いろいろな事を工夫しながらライフラインが止まっていても、早期から復旧作業を実施しておりました。
それもその現場にたどり着ける事の出来る車を自分が所有出来ていた事が、大きな理由だったと思います。
このような場面では乗用車的なSUVでは無く、純粋なクロカン車ゆえの実力が大いに発揮出来たのではないでしょうか。

道路が復旧する前に自分の店にたどり着く事が出来たり、資機材を運び込んだり、通行規制を掛けられている場所を、片手を挙げるだけで通行出来たりと、様々なメリットを受けられたように思います。
また連日37から38℃の猛暑、水も無い、電気も無い、付近に店も無い中、一日中屋外で作業し、日没と共に作業を終え、泥まみれで帰宅する際ディフェンダーに乗って帰っておりましたが、その時、車に包み込まれているような錯覚も覚えました。
普段は加速が鈍いとか、クラッチがどうとか、ブレーキが少々甘いとか色々言っておりましたが、極限の状態では、その緩い部分が大きな安心感と安堵感につながったのではないかと思います。
また道路もドロドロの良くない状態でしたが、常にタイヤを地に着けて4輪がしっかりと路面をつかんでいる感覚と安心感。これもまた普段では味わえなかった事では無かったかと思います。

ディフェンダー購入直後、数か月でいきなり実戦使用みたいな事になりましたが、思い切って購入を決意し現在所有出来ていた事は本当に奇跡のようです。
この車があるおかげで、前向きに事を進めることも出来ていると思いますし、一息ついたら久々に長期休暇を取って遊びに出ようかとも考えることができます。

気持ち良く購入を決意させてくれた橋口さん並びにサン・カーズさんには今更ながら感謝しております。
このような思い出深い出来事を共に過ごすと、ますますディフェンダーから離れる事が出来なくなるような気がします。
この度は本当にありがとうございました。また遊びに行きます。

***********************************************************************

T様、丁重なメールを頂戴し、誠に恐れ入ります。

弊社にてお買い上げいただいたディフェンダーが、日常だけでなく非日常にも活躍したというお話は、販売する側としてもとても頼もしく、冥利に尽きます。

こちらこそ、誠にありがとうございました。
何卒、今後とも宜しくお願い致します。