こんにちは



12月に入りました。
ちょっと早めの慰安旅行をしました。
家族と軽井沢に行って来たのですが、冬冬、冬
暖冬とは言え、山は寒かったです。



さて、新卒さんの倍率はだいたい決まっていますが、東京オリンピックに向けて成田の離発着枠を増やすこともあり、それに伴いCAの募集が増えているのが現状です。
CAの採用バブルと言っても過言ではありません。
でもだからと言って、内定ボーダーが低くなることはありません。
質の低い受験生は今まで通り内定は頂けていません。



よくあるチビッコとクッキーの耐久実験を例に挙げてお話ししたいと思います。



5歳の就学児前の男の子が白衣を着た先生にお部屋に案内されました。
お部屋には1枚のクッキーがお皿にのってあります。
先生は
「ここにクッキーが1枚あるよね。でも、私が帰って来るまで食べてはいけないよ。どーしても食べたかったら、ここにあるベルを鳴らしてから食べてね。私が戻って来て、まだクッキーを食べていなかったらもう一つクッキーを持って来てあげるよ。じゃあ、行って来るね。」
と言って部屋を後にします。
男の子はお腹ぺこぺこ。
しかもクッキーは大好物。
先生はいつ帰ってくるとか、何時に戻るよとは言いませんでした。
男の子はまだかなぁ、まだかなぁ〜と思いながら先生を待ちます。
初めはいい子で待っています。
でも、どうにもこうにも大好物のクッキーが視界に入って来ます。
次第にヨダレが止まらなくなります。
3分経過し、5分経過し…。
男の子はクッキーから目が離れなくなります
男の子はとうとうベルを鳴らしてクッキーを口に入れてしまいました。



これは、心理学の有名な耐性テストです。
聞いたことはあるかもしれませんね。



男の子は待っていたらクッキーをもう1枚もらえたかもしれない。
でも待てなかった。
未就学児は待てて5分が限界だそうです。
でも、別の実験でもう少し年次が上の7歳と8歳の数人の子供に同じクッキーの実験をしたところ、中には工夫をしてクッキーを今食べないで2枚目をしっかり頂こうとする子が登場しました。
お皿を裏返してクッキーが見えなくした子。
クッキーをお部屋の隅に隠して匂いを消した子。
目の前の誘惑をなんとかして回避しようとする子が現れました。



このブログを読んでいる方は被験者だとします。
つまり子供たちは皆さん自身。



頑張れば、努力をすれば、そして耐性を身につければ、内定に近づけるのに、今を怠り、食べたいものを食べて太り、SPIとTOEICの勉強を後回しにし、面接の練習をしないで、なんとなーく毎日過ごす…。
巷は誘惑に溢れています。



そうそう、大人にはこんな質問がありました。
「今日、あなたは1万円もらえます。でも、2ヶ月待てば1万5000円もらえます。」
今すぐ1万円頂けるなんてラッキーでも2ヶ月待てばプラス5000円もらえるなら待とう。
いやいや、2ヶ月なんて待てないたったの5000円違いなら今頂きたいわ
耐性のテストでは、総じて待っていられる人の方が、人生得するようで、クッキーだって待てば2枚頂けるし、お金も待てば1万5000円頂けます。
何が言いたいかと言うと、誰だってお腹ぺこぺこな状態で大好物があれば食べたくなります。
また、金欠状態でお金が頂けるなら今すぐに頂きたい。
だけれども、耐性が発揮されるかそうでないかは、想像力の違いによるものだと研究結果が出ています。
クッキーが食べたいけれど、どうしたら食べないでいられ、2枚目が頂けるかを自分なりに想像して隠してみたり、隅っこに追いやったり。
その辺の想像力のある人が最終的には利益を得られるのです。



だれでも忍耐は好きではありません。
待つのもイヤですよね。
でも想像力を働かせて、逆の発想をしてみて下さい。
痩せなければ、落ちる。
企業研究しなければ内定は出ない。
TOEICのスコアを上げなければ落ちる。
面接の練習をしなければ落ちる。
内定を頂けなければ泣く。



新卒さんは面接まであと半年。
期限が分かっているわけですから、怠った結果が半年後どう出るのかを想像して日々を送って下さいね。
長々とお付き合いありがとうございました







L&Rアカデミー