記憶の中の風景 | LPE.建築studioのCOLUMN

記憶の中の風景

先日、ずいぶん前に私がUPしたブログ記事に、見ず知らずの方からコメントをいただいた。

その方は、私と同じ小学校に通っていた、3学年ほど先輩の方であった。

ブログのタイトルは、


【ゲニウス・ロキ】vol.3 阿賀小学校


当時小学校にあった「円形校舎」を懐かしんで、コメントを寄せてくれたようだ。


いくつかコメントレスを繰り返しながら、私も久しぶりに記憶の中の母校に想いを馳せることができた。



記憶の中の風景を確認しようと、写真をあさってみた。

が、写ってるのは幼かった私ばかり…(まぁ、当然か)


校舎のカタチが見えそうで見えない。

正門で撮ってる写真も、もう少し引いた写真なら全体が見えたのに…

そこにある水飲み場を見たいのに、俺が邪魔で見えねー!



そんなカンジで、私のノスタルジックな感情は、満たされることはなかった。


唯一、人物画ではない写真があったのは、卒業アルバム。

ちなみにこちら。



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航空写真。

周辺の小さな路地一本一本が、記憶の中の風景として残っている。



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2~4年生を過ごした円形校舎(左)と、5~6年生を過ごした北校舎(右)。

あぁ、ノスタルジー。。。



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校庭からの風景。

斜めに50mの直線をとるのがやっとの、小さいトラックだったよなぁ。



学校前にあった文房具屋や駄菓子屋の風景が気になるものの、今となっては確認するのは容易ではない。

路地の一本一本に記憶があっても、覚えてるのは両端だけで途中の記憶が空白になっていたり、あるいはその後夢で見た風景と融合してしまったりもする。


記憶の中の風景は実にあいまいである。



「建築家として」は、この際置いといて…

数十年後の我が子のために、人物ばかりでなく、建物や周辺の風景も写真に残しておくのも悪くない。



あ、でも、「記憶の中の風景」だからこそ、頭の中で美化されていいのかな?(笑)






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