スタッフの面接に立ち会うのもわが仕事。
特に、一次面接は欠かせない。
ここでふるい落とすと言う、関所の門番みたいな役目を仰せつかっている。

ふるい落とさないと、大変なことになる。
とても同じ人間とは思えない人が面接に押しかけるのだから、
こんな連中を見せたら、ボスは憤死する。
そして憤死されては困るのだ。

面接にも二種類ある。
1 ローカル
2 日本人

どちらにもエピソードが絶えない。
しかも「はああ~」的なエピソードが。

まずは「ローカル編」行きます。

1 薄汚れたTシャツ、ぼさぼさ頭で来る→文句なく落とす

2 履歴書その他、経歴を示す書類を持って来ない→咎めると、即座に消える

3 経歴詐称→日常茶飯事であるので、当方のつっこみ質問も固定化した

4 スタッフの家族、親戚、友人、知人、クラスメート、ガールフレンド或いはボーイフレンド→社内派閥ができるので、原則ノー。だが、某国では結婚しても姓が変わらないし、親族関係を示す「戸籍」制度もない。あくまで個人単位の本人証明しかない。だから、この間は「実は夫婦」が紛れ込んだ。

5 ボーイフレンドを外で待たせて面接する女→文句なく落とす!

6 働いてもいないのに提示した給料に不満を述べる→落とす

7 会社が入っているビルのガードウーマンが実の娘を売り込んで来た→ビル管理会社に苦情申し立て。そのガードウーマンのおばちゃんからして、日中居眠りしていたので、それもついでに密告。はは

まったく、面接について、なんだと考えているのでしょう?
疲れます。


だが


だがね。



「それはローカルだからでしょ?」と考えている、そこのあなた。



甘いです。


ローカルばかりではありませんのよ
(にやーり)。