夏井先生のブログを見ていたら興味深い記事がありました。
湿潤療法・夏井先生のブログ→★
講演会で「糖質制限を長期間続けた場合の安全性」について質問を受け、このようにお答えになったそうです。
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安全性がわからなくても手を出してしまう私のような人間は，いわば人柱覚悟の新し物好きです。
だから，今後たとえ，糖質制限で体調が不良になったり病気になったとしても，糖質制限しているのに癌が見つかっても，江部先生に文句を言うつもりはないし，他人に責任転嫁しようとも思いません。
自分が一人で判断して勝手に始めたことだから，何か起きても自分の判断で何とかします。それが自己責任というものです。糖質セイゲニストを名乗るのは，そういう心意気を持っている新しもの好きでしょう。
もう一度，このサイトの2011年11月からの糖質制限の記事を読み返してみてください。そこには「自分の体にはこんな変化があった」という個人からの報告はありますが，「だから糖質制限しなければいけない」という記述はないし，「私はこんなに痩せたけど，あなたも痩せなければいけない」という記述もないはずです。
個人が自分の変化について報告し，それを個人が読み，個人の判断で嘘か本当かを判断し，実行するかどうかを決めるのも個人です。そしてこれこそが，このサイトの基本的精神でもあります。
繰り返しになりますが，糖質制限食の長期安全性のデータがほしいという人はあと10～20年待ってください。その頃には，人柱たる私たちの長期データが出ます。恐らく，2024年とか2034年ころでしょう。
慎重派の人は2034年のデータを見た上で，糖質制限するかどうかを個人で判断してください。2034年まで待てないよ，という人は，個人の判断と自己責任で糖質制限を自己責任で実行してみましょう。
糖質制限には20年後の安全性のデータがないからと糖質を食べ続け，糖尿病になって下肢切断するのも人生なら，自己責任で糖質制限して痩せて健康になるのも人生です。人生の岐路で，熟慮を重ねて間違った判断をするのも人生なら，面白半分にノリで道を選んで大成功・大失敗するのも人生です。
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夏井先生のブログでの情報発信の基本スタンス、自己責任とはなんぞやという想いが伝わってきました。
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私自身も、糖質と癌の関係は様々な本を読む中で黒ではないかと、、、、思っています。現在糖質制限・MEC食をしている身ではありますが、だからといって今後将来癌になる可能性はゼロだとは思っていません。
以前、江部先生もおっしゃっていましたが過去の糖質摂取による身体の影響として、「高血糖の記憶」というものがあるそうです。糖質をバンバン食べていたときの影響は、糖質制限をしたその後にも必ずしもゼロには出来ない。なるほど と思いました。
しかしもし万が一、将来癌になるとしても、糖質制限・MEC食をすることで、それを5年10年遅らせることは出来るのではないか？？と思っています。あくまでも私の予想と感覚です。
糖質制限やMECにおいても、様々な情報を分析して実践してみるかしないか、これは個々の判断になるのかなと思います。
全ては個人の選択にかかっていますが、今は本当に良い世の中です。迷ったり悩んだりした時にも、ブログやフェイスブック、Twitterなどで沢山の情報交換できる場があります。
私自身も、今まで多くの方からのアドバイスによって、ここまで来られたと思います。でも、どれだけアドバイスをいただいても、最終決断はやはり自分自身。自分の頭で考える作業は延々と続きます。
糖質制限やMECに対して、確固たる実績やエビデンスがないと不安だと思う気持ちがあるのなら、夏井先生が仰るように、糖質制限もMECも20年後くらいにスタートするのが良いかも知れませんねf^_^;)
その頃には、今よりもっとメリットやデメリットについてのデーターが出ているかもしれないし、この病気には糖質制限・MEC食は有効であろうという見解もそろっているかもしれません(^o^)/
私も今、この食事に関しては道なき道を歩いている感覚です。だって、私の体についての感覚は私しかわからない。
そして、糖質制限をしている40代と、糖質制限をしていない40代の二つを経験することは不可能なのです。今後どうなるかは、誰にもわからない。
夏井先生同様に、この先どんな病気になったとしても、糖質制限やMECについて指導してくださった諸先生方を恨んだりするつもりはありません。
情報や選択肢は与えていただきましたが、選んだのは私自身だからです。
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