7月15日 21:48、2768gの男の子を出産しました!


ちょっと日にちが経ってしまったけど、出産時のことをまとめてみたので投稿。
旦那の名前を本名で書いていて、置換で一気に旦那に直したから、
どこか呼び方がおかしい箇所があってもスルーしてね!!

7月14日(出産前日)
4日前に受けた定期健診からおしるしが続く。そのとき先生には「お産が近いですよ」と言われるものの、期待しつつ半信半疑。


新しいことを始めたら陣痛がきそう!と思い、ポケモン白黒2を旦那とプレイし始める。わたしは白2を選択。


20:30から1時間強ほどかけて、体力作りと子宮口の開きを促すため隣駅方面へとお散歩。道中お腹は張るもののそこまでの張りは感じず、終始楽しく歩けた。自宅安静時より確実に体力がついたことを夫婦で驚きつつ帰宅。


帰宅後は下半身を温めると陣痛がきやすいとの噂に従って半身浴を20分ほど。妊娠中、半身浴は禁止されてたので久しぶりで気持ちよかった。




7月15日(出産当日)
就寝前から間隔が10~15分ほどの定期的なお腹の張りを感じるも痛みは全くなし。
今までも似たようなことはあったが大抵寝ると治っていたため、そのまま寝ることに。はじめはこれが陣痛に繋がるものなら、寝てしまうことで消してしまいたくないと思っていたが、逆に本当に陣痛の兆候なら寝ておいた方がいいと思い直す。


5:30ごろ目が覚めると、やはり定期的なお腹の張りを感じる。痛みはないものの、間隔は5分ほどと昨日より狭まっていた。


そのまま布団の中でしばらく過ごすも、6:00を過ぎた辺りから腰に痛みを感じだす。隣で寝ていた旦那を起こしてしまいそうだったので、リビングに移動。落ち着くためにピグライフやツイッターなどを楽しむ。


7:00、旦那を起こしに行く。


どう考えても腰が痛すぎたが、お腹ではなく腰だし、陣痛か前駆陣痛か判断がつかないため、9:00まで痛みが続くようなら産院に電話してみようということに。しかし耐えられずに7:47、産院へ連絡。間隔が5分ほどであることを伝えると、すぐ来るようにとのことなのでタクシーで産院へ。


産院到着後、そのまま入院が決まる。着替えや諸々の診察を終え、8:40、LDRルームにて2人で待機開始。この頃、子宮口は4cmほどの開きで、長くかかりそうと先生に告げられる。


わたしがいるLDRルームの外側の壁を工事していて「うるさくしてすみません」と菓子折りを渡される。


10:00、NSTを一時外し、産院へ来る途中寄ったコンビニで購入したおにぎりを朝ごはんとして2人で食べる。


10:10子宮口5cmほど。少しずつではあるけど進んでいる。夕方か、遅くても本日中には確実に産まれるだろうとのこと。


12:00、陣痛の合間合間に産院の昼食をとる。ご飯にお味噌汁、中華っぽい餡かけのかかった白身魚やお漬物など、一般的な病院食といった印象。その間、旦那は一時帰宅しビデオカメラを持参、吉野家で昼食を済ます。


これ以後、詳しい時間は曖昧。


16時ごろブドウ糖の点滴を開始。


陣痛で体力を消耗するためか眠気がすごく、ウトウトし始める。眠気が強ければ強いほど陣痛の間隔が遠のいてゆくため、17時ごろ仮眠を取ろうとする。しかし横になった途端、陣痛がまた3分間隔になってきたため、結局仮眠はとれず。


18:00、夕飯の時間になるも通常のご飯は食べられそうになく、おにぎりを頼む。ふたつ届いたが、ひとつだけ食べ、もうひとつは旦那が食べた。


夕飯を終えたころから陣痛がひどく痛みだし、痛いとしきりに漏らすようになる。


赤ちゃんがなかなか下がりきらないため、陣痛がきたら便を出すみたいに力を入れてみて、と言われる。この作業の度に腰が割れるように痛む。口には出さなかったが、いっそ殺してくれと思っていた。
このころ、陣痛の合間は寝ていたので間隔は7~8分ほどと感じていた。実際には3分ほどだというのを、助産師さんと旦那の会話から知った。


19:53子宮口9cm
陣痛に耐える。握れる場所を探して握っていた。


20:45子宮口がほぼ全開になるも、腰と太もも脇の痛みがひどくいきめないと告げる。いきみたくなったら教えてと助産師さんに言われる。


いきみはじめる。感覚的には「いきんじゃってる」。自分の意思ではなく、勝手に力が入ってしまうような感じ。
旦那に「もしかしていきんでる?」と確認され、たまにいきんでしまっていることを伝える。


21:23、ナースコールによって呼ばれた助産師さんらが分娩台の準備を始める。準備中、わたしはいきみと呼吸の練習を開始。いきみは本番も含む。練習中、破水。旦那は、風船が割れるようなパンッという音を聞いたらしい。わたしは破水したのは分かったが、音までは聞こえず。


先生から「初産だし羊水が汚れてるので、時間がかかるようなら吸引する」と告げられる。


本格的ないきみ開始。1回の陣痛でいきみは3回。いちばん最初のいきみは最後の力を抜くのが難しかったが、2回目以降はなんとか上手くできた。
21:48、4回目くらいの陣痛で2768gの凛太郎を出産。10分ほどで出てきたため、吸引は行わず。
更に2分後、胎盤が出てくる。これは本気で悔しいが、凛太郎が出てきたときよりもリアルに何かが出てきたというのを感じた。
なので、わたしが凛太郎を産んだと実感できたのはお腹の上に凛太郎をのせてもらってからやっとだった。


その後は3時間、LDRルームで出血の状況を見ながら待機。当初の予定は2時間だったが、出血が多いかもとのことで1時間延びた。
待機をはじめてから2時間後、助産師さん指導のもと、トイレトレーニング。尿意は感じていなかったのに、信じられないくらいの量の尿が出た。産後は尿意を感じにくいので、3~4時間ごとに必ずトイレに行くようにと指導される。


そして待機から3時間後、入院する部屋へ移動。翌日(すでに当日)から母子同室のため少しでも体を休めようと思うものの、体のあちこちが痛くとても寝れる状態ではなかった。うつらうつらしながら朝を迎え、凛太郎との母子同室を迎えた。




つらつらと
【分娩台の上で】
いきみ中、『いきんでる最中は赤ちゃんが苦しい』というのが頭のどこかにあって、早く産んであげなきゃとそればっかり考えていた。
それと吸引もしたくない、と。医学的になんの問題もないことは分かっていたけれど、自然の力で、わたしと凛太郎の力で最後までいきたかった。


いきみ中は、助産師さんの「初めてなのに上手だね」「もう髪の毛が見えてる」という言葉が栄養剤になったというか、わたしに火をつけた気がする。わたし上手くやれてる、きっと早く産んであげられる!と思いながらいきんでいた。


陣痛中含め時間は長く遅く感じていたので、分娩台での時間ももっと長かったと思っていたが、分娩台に上がってからは10分ほどで産まれたとのこと。もっともっと長い時間だと思っていたので心底驚いた。


【陣痛中の発狂について】
わたしは常々静かなお産にしたいと考えていたので、大声を出したり、泣き叫んだりはしなかったつもり。発狂したらどうしようと不安だったが意外となんとかなってしまった。いきみ中も叫んじゃダメと助産師さんに言われたので、力を抜くときの「~~~っハァ!!!」みたいな声しか漏らさなかったと思う。たぶん。…たぶん。


【産まれてからのこと】
産まれるよりも先に旦那は泣きそうだったらしい。髪の毛が見えてると聞いて、わたしが頑張っていることに涙が出そうだったとか。実際に産まれたときもわたしより先に泣いていた。そしてそれはやっぱり、わたしが頑張ったことに対して涙がでてきたと。それを聞いてわたしは嬉しくて仕方なかった。このひとと出会って、恋愛して、結婚して、そして2人の子どもを授かれて本当に幸せだと思った。
お腹の上にのせてもらったわが子は、そんな旦那そっくりの顔をしていた。


*おわり*




以上、これがわたしの出産でした。


陣痛がはじまってから15時間50分
時間的には難産の部類なのかな?
でも陣痛の痛みよりもやっと会えるっていう喜びの方が大きくて、
自分的には安産だったと勝手に思ってるのだ(^∇^)