ADHD
最初は、思春期をむかえると症状が軽くなるので
ADHDは子供の症状と思われていたのですが、
追跡調査によって、そうではないということが
わかってきています。
カナダでは15年間追跡調査を行っていて
その結果から、3人のうち2人か1人には、
大人になってもADHDの症状は続いているようです。
多動症状と衝動性はおさまり、
不注意症状が残ることが多い。
(不注意症状とは:
● うっかりミスや計算間違いで損をしている。
● 忘れ物やなくし物が多い
● 何かに熱中すると他のことが目に入らない。
話しかけられても気づかない。
● 気が散りやすい(特に興味のないことや根気のいること)
● 集中しなければいけないときなのに
ぼーっと考えごとをしてしまうことがよくある。
● 整理整頓が苦手
● いつものことなのに忘れてしまう
(引用:「あなたがあなたであるために」吉田友子著)
だから子供と違ってパッと見にはわかりにくい。
ADHDはとても身近な脳タイプで、
一般人口の5%(20人に1人)以上の人がそうだと
考えられています。
最近、大人のADHDの本が
アメリカでも多数出版されています。
っていうことは、その本を読む人達がたくさんいるということ。
でも、ADHD先進国(?)のアメリカでも
まだ調査をはじめたばかりで
日本ではまだ追跡調査の経験がないみたい
だってADHDという診断名がつけられてから、
まだ10年くらいしかたってないから
だから、現在30代以降の大人で、
子供の時にADHD診断された人は少ない。
たぶん、子供の頃は、言うことを聞かないやんちゃな子、
型にはまらないルール破り、
お調子者的な子供だったかもしれませんよね。
大人のADHDは、
自分の子供が医療機関にかかったときに一緒に気づくことが
多いらしいです。
豊かなエネルギーは、発揮のしかたのコツをつかめば、
人生を実り多い物にしてくれる原動力になるはずです
引用図書:
ドクターサカキハラのADHDの医学 (学研のヒューマンケアブックス)