人間についてのシビアな考察(苦笑
こんにちは。
夫婦コンサルタントの伊藤敏恵です。
心理学を学び、人間の本質や人間という生き物について、深く、学べば学ぶほど、多くの人間がいかに自分勝手で、自分のことしか考えていない状態であることを知ることになります。
今、私のこの記事をご覧になっていらっしゃるあなたが、心理学を学ぶことに興味がある方なのか、あるいは、既に、心理学を学ばれた方なのか、私にはわかりませんが、心理学を学べば学ぶほど、
という考察に辿り着きます。
既婚者が不倫をする動機や不倫が発生するプロセスも、時代が変わっても国が違っても同じですし、
夫婦関係が悪化する原因も、時代が変わっても国が違っても同じですし、
夫婦が離婚したいと言う理由も、時代が変わっても国が違っても同じです。
時代が変わっても国が違っても、多くの人々は、お金と社会的地位が最も大切という生き方をしており、
歴史は繰り返す
と言われるとおり、
時代が変わっても、国籍が違っても、人間というのは、結局、同じことを繰り返している
ということなのですよね(苦笑)
ただ、今の時代は、益々、自己中心的で自分勝手な人たちが増えている時代でもあります。
自分以外の人に対しての思いやりの気持ちや慈愛の気持ちを持たない人たちが、益々、増え、それは、夫婦間や親子間でも発生していることです。
私は、犬を飼っています。
こちらは、我が家の愛犬のゴールデンレトリバー(女の子)
おそらく、犬を飼っていらっしゃる皆さんには共感していただけることだと思うのですが、
犬という生き物は、自分が幼少期の頃に、自分のお世話をたくさんしてくれた人間に対して、深い絆を持ちます。
例えば、自分が幼少期の頃から、
・食事のお世話をしてくれる人
・おやつをくれる人
・お散歩に連れていってくれる人
・一緒に遊んでくれる人
・身体を洗ったり
・ブラッシングをしたり
・可愛がってくれる人
・優しくしてくれる人
・一緒にいる時間が多い人
このようなことを、一貫して、続けてくれる人に対して、犬は信頼する気持ちを持ち、犬はその人と『絆』を持つようになるのです。
我が家のワンコも、幼少期の頃からずっと、私がそれらをおこなっているため、ワンコは私のことを絶対的に信頼している状態なのです。
おそらく、ワンちゃんを飼っていらっしゃる多くの皆さんたちも、ご自分のワンちゃんとそのような信頼関係をお持ちのことと思います。
では、ここで、親子関係というのを考えてみましょう。
多くのご両親の皆さんは、ご自分のお子さんたちが幼少期の頃はとくに、お子さんのお世話をしたり、お子さんの面倒をみたりしていると思うのです。
もちろん、ご両親たちのなかには、いわゆる『毒親』と呼ばれる方たちもいらっしゃいますので、そのような『毒親』は除いて、通常のご両親であれば、自分の子供にとって、良かれと思うことを一生懸命おこなっているだろうと思うのです。
しかし、たとえ、両親が一生懸命、子供の面倒を見て、心を込めて、一生懸命、子供のお世話をしても、
多くの人間の子供というのは、自分をお世話してくれた両親に対して、深い絆を持つということが、ほとんどないと思うのです。
もちろん、なかには、ご自分の親に対して、思いやりの気持ちを持ち、親子の絆を構築している人たちもいらっしゃるとは思いますが、ただ、それは稀だと思います。
たとえ、両親が一生懸命、子供のために、自分を犠牲にして子供に尽くしてあげても、両親にまったく感謝をしない子供たちもおり、おそらく、こちらの方が圧倒的に多いことでしょう。
なんとも、悲しいことです。
これは、子供だけに言えることではなく、大人になった人たちにも言えることであり、例えば、既に大人になった40代、50代の人たちの中に、
はたして、一体、どれくらいの人数の方たちが、ご自分の両親を大切にし、ご自分の両親と親子の絆を持っているのでしょうか。
おそらく、高齢のご両親とは、まったく疎遠になっていらっしゃる40代・50代の大人の皆さんというのは、意外にも、大勢いらっしゃることでしょう。
私は、夫婦関係の修復のお仕事を長年、おこなわせていただいておりますが、夫婦関係の問題を解決する際、親子関係の回復に着手しないといけない方たちもいらっしゃいます。
その際に、私のクライアントの皆さんたちのお子さんの状況をおうかがいするときがありますが、なかには、ご両親に対して、まったく感謝をせずに、ひどい暴言を吐くお子さんたちもおります。
そのようなお話をうかがう度に、私は心を痛めます。
今まで、一生懸命、お子さんを育ててきたご両親側の気持ちを思うと、非常に胸が痛みます。
もちろん、すべての親が、すべての子供に対して、良い接し方をしているわけではないでしょうから、いわゆる、毒親と呼ばれる親たちや、子供をネグレクトする親たちは、問題外です。
人間も、犬や他の動物と同じように、幼少期の頃に自分の面倒を見て、たくさんお世話をしてくれた両親との絆を持てるようになれればいいのに...と、私は思ったりします。
犬でさえも、自分の面倒を見てくれる人には信頼の気持ちを持ち、絆を持つのです。
でも、残念ながら、多くの人間はそうではないわけです。
なぜ、人間はそのようになってしまうのでしょうか...。
犬以外の他の動物でさえも、一緒に暮らしている他の動物たちとの絆を深めるのにも関わらず、
人間の場合、同じ家で一緒に暮らしていても、絆の構築ができていないご夫婦やご家族が圧倒的に多いわけですから、なんとも悲しい話だと思いませんか?
今の時代は、大人も子供も、各個人が携帯やスマホを1台、所有している時代ですので、
実生活の中で、親子の絆や家族の絆を構築しなくてもいい状態になってしまっている人たちが、益々、増えていると推測いたします。
スマホ中毒になり、暇さえあれば、SNSに時間を費やしたり、他者とのLINEでのメッセージ交換ばかりに時間を使い、実生活の中の『自分の家族』と心を通わせることをしない...。
なんとも言えない、悲しい時代だと私は思っています。
皆さんはどう思いますか?
夫婦コンサルタント
伊藤敏恵
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