カノン

テーマ:
演大連「カノン」
脚本 野田秀樹
演出 野上絹代

無事に千秋楽を終えることが出来ました。ご観劇下さったお客様、気に掛けて下さった関係者の皆様に心から御礼を申し上げます。
お陰様で毎公演、キャパ越えする程の満員御礼となりました。

上手く言葉に出来ないのですが
この公演で私に足りないもの、私が得意なもの、そういう色んなものが少し鮮明に見えた気がして、それを踏まえた上で、その上に「舞台が好きだ」という強い気持ちが乗っかっているんだな。と思いました。

戯曲を読んで沙金になりたくて今回のオーディションを受けました。それは恋だったんだなって思います。
あの日から、ずっと沙金のことばかり考えて、生活の全てが彼女に繋がってしまって、寝ても覚めても頭の中は彼女のことばかりでした。
今は失恋した気分です。
ずっと一緒にいた人がどこかに行ってしまって、突然その人のために考える事をやめてしまう寂しさ。
でも、恋愛と同じで、彼女と過ごした時間は私を成長させてくれたし、色んな新しい私に気付かせてもらうことが出来ました。

…ん?なにこれ。気持ち悪い文になってる。笑 やばい。

いやいや。
本当にそんな感じなんです。

今までの私の中では間違いなく
代表作と言わせて頂いて良いと思います。真ん中の役をやらせて頂く機会なんてなかったですし。
でも、これを過去の栄光にしてはいけないと思ってます。
いつまでも同じ恋にすがってないで「沙金?あーそんな女いたね。良い女だったよ。」って口で言っちゃってるんだけど、実は一番大事な思い出はその女と過ごした時間だった…みたいな関係になりたいです。

分かりにくいしキモい。笑

とにかくね。
長くなるからまとめるけど。
野上さんと出会った2年前の半神の時から運命は決まってた気がしちゃうし、野上さんのこと更に好きになっちゃったし、今度はもう一度共演させてもらいたいと、、恐れ多いけどね。思ってます!!
あと、私よりうんと若い学生の皆が本当に頼れる人達ばかりで。若さって素晴らしい。怖い。うん、怖いよもう。その勢いたるや。
だからこそ「カノン」を作れたんだと思う。もう皆さんに、皆さんとの出会いに感謝しまくりです。

なんだか上手く書けなかったなぁ。
自分語りの気持ち悪い文になっちゃったな。

とにかく舞台が好きです!
これから!これから!全然これから!でも一生忘れないです。
お客様、スタッフ、キャストの皆様
本当に有難う御座いました。
これからもよろしくお願いします。

「前へ行くよ、前へ!」




題名の通りです。
なんと、明けましておめでとう御座居ます、でした。
やばい。

いや、別にヤバくないんだけど。

ちょっと気軽にあの頃こんな事やってたのかって振り返りたくなる時に便利かなと思って
またブログ書こうかな。なんて思いました。
自分がやってた事は手帳とか見れば思い出せるんだけど
仲間の舞台とかを見に行ってその時何を感じたとかを書いておけたらな~なんて思いました。

えっと
前にブログを書いたのが去年の12月。。
1月には脚本・監督・編集・出演した「SADA」という映画を上映しました。
実は今ちょっと改良してますので、そのうち改めて上映します。
2月~4月は野田地図「エッグ」再演公演で
東京、大阪、北九州、そしてパリで舞台をやってました。
この経験は一生痕に残るものになりました。良い意味で。
細胞の一つ一つが燃え尽きました。
全然ね、アンサンブルだから本当、大したことないのは分かってるんだけど
でも、やっぱり何十年も日本の演劇界のトップを走り続けている野田さんのもとで
あんな素敵なメインキャストの先輩方の背中を見ながら、皆と家族のように過ごさせて頂いたあの期間の事、ぜったい忘れられないし、舞台人や表現者としてだけではなく、人生の大きな糧となりました。本当に感謝してます。
野田地図に参加させて頂くのは3回目だったんだけど
今までと全然違った。作品も再演ということもあって深く深く掘り下げることが出来たし
それが出来たからこそキャスト全員の絆っちゅーか、、なんだろ、。。
いや、私なんかが語るのはおこがましい、、、。はい。
言葉にすると薄っぺらくなるのでやめる。自分の胸にしまっておきます。

で、今は新しいPVを製作してます。
バンドの新曲。

あと、9月の舞台に向けてちょっとずつ進行中です。

えっとー
えっとー

ブログ苦手なんだよな。
日記なのに誰が見るか分からないから誰にむけて書いてるのか分かんないんだよな。。
あ、もしこんなのを読んでくれてる方がいらっしゃいましたらすみません。
有り難う御座います。

えっとーええっとー、、、

あとは。。そうだな、、、、

最近、仲間の存在が凄いです。
凄く熱いです。愛してます。
これはもう好きな人とか恋人への想いよりも強いのではないかと思います。
こんな仲間に出会えたのも舞台のおかげです。

とりあえず再開しまーす。
久しぶりのブログ。

ブログって日記って感覚なので、告知的な使い方はもうしないと思います。
近況や情報は

Twitter @ZIGGY_BOWIE
HP http://www.ruiko-akikusa.com

より。お願いしますm(__)m

今回書いてるってことはどうしても書いておきたいことがあったってことです。

12月18~21日
下北沢にある東演パラータという劇場で
㈲マッチポンプ調査室第3回公演
「神家1/2」
という作品に出演させて頂きました。

演出の白倉裕二氏に誘われて。

白倉裕二氏とは野田地図「エッグ」の初演で知り合い
その時から仲良くさせて頂いております。
「エッグ」で出会った近藤彩香、河内大和氏とも今回共演することに。

個人的にこの三人は特別な存在です。

私が宝塚を辞めてから初めて商業的な舞台に立った時に
一番仲が良くなり、その後もお互いの活動などをお互いに見守りながら
同じ価値観を持って役者やステージという媒体に向き合ってきた
同士と呼べる仲間です。

そんなこと見ているお客様には関係の無いことだとは思います。

でも、我々にとっては重要なことなのです。

特に我々のような作品の作り方をするモノ達にとっては重要なのです。
以下ネタバレ有りなのでご了承下さい。

総勢30名を越えるキャスト、スタッフで作り上げた今回の作品。

演出の白倉氏は本当に一人一人を愛していました。
こんなに愛情のある演出家、今までもこれからも他に出会えないと思うくらいに。

私は脚本を読んだ瞬間に
「あの野郎…書きやがったな…」
と理由のよく分からない涙が溢れてくるほど
私自身を見透かされた、、、いや、芯を理解してくれていると感じました。

共演者の皆さんがそうだったのではないかと思います。
だから私は共演者皆さん、一人残らず愛おしかったです。
人間臭くて、それぞれにドラマがある。
それが人間なのだと思うけれど、
白倉はこぼすことなく、それを表現しようとしていたと思います。

使って頂いた役者の分際で偉そうなのですが
これは、表現者の仲間として言います。

そして、そのおかげもあって
一人残らずリスペクトしました。

もちろん白倉、彩香、河内さんは今までもリスペクトしていたけれど。
さらに。

愛に満ちていました。すべての瞬間が。

それはこのキャスト、スタッフだったから送れた一瞬、一瞬だったと思います。


私達は本物に成り切れない偽物に過ぎないのかもしれないけれど
偽物の偽物だらけのこの世の中で
つまらない事を面白いと刷り込まされたこの世の中で
面白くなりたい、なれるはずだと、誰もが思ってしまう…思えてしまうような
レベルが低いこの世の中で

本物の偽物になろうと思いました。

あの瞬間瞬間は確かに真実でした。

内輪かもしれないけど
全ての人に伝わるとは思わないけど

少しでも伝わりました。
何かを感じて下さった方々が確かにいらっしゃいました。

大それたことは出来ると思っておりません。
それだけで、大変幸せです。



白倉が私に与えてくれた今回の役、イエヤス。

私は一生忘れません。

イエヤスは私でした。

稽古場初日に白倉に何気なく言われた言葉

「そのままでやって。」

これは役を演じるにあたって実は結構難しいことです。
演じるということは「そのまま」ではいられないからです。

でも、それが出来た。

それは、イエヤスが私だったからです。


私が私を演じる事。


そんな事は役者人生でなかなか出来ることではなく
今回の作品の中で、私はとても素敵な演出をしてもらっていました。
私が自分でも憧れられるくらい素敵でした。


でも考えてみたらいつもそうでした。

私は白倉や、彩香、河内さんとは定期的に飲みに行ったりして
近況を報告しあったり、愚痴ったり、たわいもない話をしたりしていたのですが
結構なレベルで自分を曝け出しておりました。
私は自分自身が嫌いになるような生き方ばかりしていて
その度自業自得なのに落ち込んでいたりして
そんな話をした時に、白倉は必ず爆笑して笑い飛ばし

「やっぱり、あんたは面白い」

と言ってくれます。
その度に私は生き返っていました。

今回の作品で、私は私の分身であるイエヤスとして舞台で生きました。

その私を共演者の皆は「素敵」だと言ってくれました。
演出の白倉は「憧れる」と言ってくれました。

そして何より、ご覧下さったお客様の中で
「イエヤスのあなたが一番魅力的だった」
「イエヤスの場面で客席と舞台が同じ空間になった」
などなど、仰ってくださる方々がいらっしゃいました。

全てが報われたような気がしました。

間違いだらけの人生だったかもしれないけれど
それで正解だったと、
それを正解にしてもらえたような気がしました。


全てを正解に出来るんだと思いました。



どこにも属せない
どんなコミュニティーにも入り込めない私
でも実は誰よりも「仲間」を愛し、義理人情に熱くなってしまうのです。
損得勘定はできないのです。
面白くなりたい、面白い人生が送りたい…
そんな普通すぎる悲しい人間です。



私の魂の叫び
そんなの大したことなくて
ただの普通すぎる願いなのです。
それを脚本・演出家であり共演者の白倉に見抜かれて、台詞として渡されました。

その台詞を、出会った頃から甘えてばかりの
こんなペーペーな私を「仲間」と呼んでくれる河内さんに対して
淡々と語りました。
あの時の私はイエヤスであり、私でした。

それを河内さんは土井さんであり、河内さんとして聞いてくれました。
その横で彩香は静かに寄り添っていました。

私はイエヤスの葛藤と同じように葛藤しました。

でもやっぱり、私は白倉も彩香も河内さんも、そして新しく出会ったかけがえのない仲間も
誰も裏切ることなんて出来ませんでした。

だから納得して死にました。

死ぬ時にさっちゃんを見ました。

さっちゃん、すなわち主演の山口磨美さん。
今回の稽古場、小屋入りしてからも、誰よりも気を使い
誰一人残らず引っ張り上げてくださる、心の優しい、心の大きい方。

イエヤスがさっちゃんを友達に入れてあげたんだろうか…
イエヤスの方が誰よりもさっちゃんにすがっていたんじゃなかろうか。
さっちゃんがいてくれたから、きっと私はあの中に入っていけた。

死ぬ時、そのさっちゃんの後ろに彩香が見えた。

彩香、いつも私の側にいてくれる。
いつもあの子は誰かの為に動いてる。
羨ましくもあり、心配でもある。私の大事な人。


死んでから、私の後ろで
河内さんがさっちゃんに向かって言う台詞
毎日聞いてた。

これからも、辛いこといっぱいある。
逃げたっていい。立ち向かったっていい。
でも幸せを感じることだって必ずある。
もしかしたら、辛い事の方が多いかもしれない。
幸せな事なんてほんのちょっとかもしれない。
でも、あなたはそれを広い集めることができる。
取りこぼす事なく。
その大きな体と、大きな心で。全て受け止められる。
だから、真っすぐに生きて下さい。




…細かい台詞は覚えてないけど
私はこう覚えている。





真っすぐに生きようと思った。





有り難う御座いました。



こんなこと、本当に個人的なことかもしれないけど
(しかも支離滅裂でよくわからないけど)


舞台って儚いもので

こんな強烈な思い出も出来事も

いつか、儚い記憶になってしまうのです。



だから記しました。

忘れたくないのです。


傲慢です。



メリークリスマス。
これだから舞台を追いかけちゃうよね。
愛しちゃうよね。一生片思いなのにさ。
報われねーなぁ。