ジム・キャリーが辣腕弁護士の役で主演した映画である。


「真実を曲げてでも裁判に勝利するフレッチャーは法曹界では有名人。


そんな彼には別れた妻と息子がいる。


息子と一緒にプロレス観戦しに行こうとするが、仕事がはいりいけなくなる。


いつも息子との約束をしていながら破ってしまう彼を息子は“嘘つき”と呼ぶ。


息子の誕生日パーティーさえ嘘までついて欠席してしまう。


そんな息子は誕生日のケーキのろうそくを消す際にひとつの願いをする。


一日でいいから、パパがうそがつけなくなるように、と。


神様がその願いを聞き届けてくれたのか。


その瞬間から彼は嘘がつけなくなる。


なにを言っても本音を言ってしまう。


裁判は滅茶苦茶にモテモテだった女性にも愛想つかされる。」


ジム・キャリーのはじけぶりはいつもどおりで、彼を見ているだけで充分面白い。


これは説明できないので見てもらったほうが早い。


しかし、嘘をつかない、とはいいことのように思えて、これがないとかなり人間社会はギクシャクする。


人間というのは少なからず社会生活で嘘をついているもの。


コミュニケーションをとるうえでは欠かせない潤滑油なのだが、それができなくなると世の中はうまくいかないくなる。


自分の善が他人にとって善であるわけではない。自分の善が他人にとって悪である場合もある。


画面を観て笑いながらも、ほんとにこんなことがあったらたいへんだ、と思ってしまった。


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