私は蝉を口にした事がある!! | Lovetide

Lovetide

黒人音楽や歴史に多大な影響を受け
オリジナル300曲超えを制作し
「いつの時代も人の心に寄り添う音楽を」
をテーマに
Lovetideならではの解釈で世に音楽を届けている。

夏ですから


ひとつ怖い話を・・・


20代前半、世田谷に住んでおりまして、


週に1度練習の為


自転車で用賀のスタジオまで通っておりました。


その頃は歌いながらベースが弾きたくて


ベースをかついで乗ってました。


往復の道のりは坂が多かった・・・。


ある日の帰り道


もう陽もすっかり暮れた暗い夜道


いつもの通り自転車をこいでいた。


下り坂になったので


意気揚々と車輪のスピードに身を任せ


大きな声で歌いながら帰っていた。


すると、大きく開いた口の中に


突然かった~いものがガジャガジャーー!!


と入ってきた。


し、舌が切れる!!


あまりの驚きに坂道から自転車ごと転げ落ち


「おえ~~~~~~!!!!!!」


訳が分からず必死に口から何かを取り出すと


セ、セミィ!!


周りに誰もいなかったけど


一人ぎゃあぎゃああ騒ぎました。


てゆうか、坂道自転車ごと転げ落ちてるのに


そっちのケガや痛みよりも血の気が引き


ベースは折れてるし


セミ生きてるし


泣きながら帰りました。


帰り道の事は何も覚えていない。


あれ以来


蝉が出る季節は口を閉じて外を歩いています。


本当に怖かった~。



次回は妖怪に遭遇した話でも(笑)