健康サンダルは本当にからだに良いのか、というご質問をたまにいただきます。
個人的には、実家の祖母がよく履いていたので気持ちよく履けて好きではあるのですが、
足もみ屋的には、あまりお勧めできません。
あの、“履いて痛い”は、組織に付着している老廃物が押される時の痛みです。
あのサンダルで痛い人は、かなり溜まっている人です。
それはいいのですが、普通にそのようなサンダルを履いても、イボイボが的確に老廃物に当たるとは限りません。
老廃物を押せて潰せたとしても、その数ミリ隣にある老廃物はどうなるのでしょう?
そういう意味で、ぶつぶつのついた青竹状のものもあまり意味がないように感じます。
危険性としては、足の裏の皮膚はとても敏感で、履き続けることで「足底角化症」になってしまう恐れがあるのです。
角化症とは、皮膚が厚くなり硬くなる症状で、皮膚が白っぽくなるのが特徴です。
『健康サンダル角化症』と言って健康サンダルによって、水虫と似ている皮膚の症状が出て、
受診される人が増えているそうです。
軽石やフットケア専用のヤスリで擦り過ぎは禁物です。
体が防御機能を発揮して、かかとの皮膚はかえって厚くなります。
表面の角質だけを、やさしく一方向に向かって削ってから保湿できるクリームを塗りましょう。
健康サンダルが原因でない角質については、また後日、足もみ屋視点での解釈をお伝えいたします。