今日は、夏の終わりと秋の訪れを感じるような、ゆったりと涼やかな一日。いつの間にか9月も1/3が過ぎて…秋の足音が聞こえてきそう。
空は厚い雲に覆われて、昼過ぎからはパラパラと雨が降り出すあいにくのお天気だけど、窓を開けていると、涼しい風がそよそよと流れてきて気持ちがいいね。
休日だからか、車通りも少なくて、いつもよりも静かで…そういえば、ちょっと前までは騒がしいほど鳴いていた、セミの声が聞こえないことに気づく。
そして、駅前のカフェに出てきて、遅めの昼食をとったあと、カチャカチャとキーボードを叩いて作業。
一段落してその手を休めると、お友だちと談笑するママ友の声や、カフェのスピーカーから流れてくるスローペースの音楽が、さらにゆったりと心を落ち着かせてくれる。
…さて。
昨日は、彼女をイメージの世界に没入させて、「恋愛モード」にするには、3つの属性(VAK)を見極めて、その属性に沿った言葉を使え…という話をした。
そして、視覚優位(V)の女の子に対する会話の一例を紹介したけれど、今回は聴覚優位(A)タイプの女の子と、ミュージカルの話をしているときの例を紹介しよう。
photo by Richo.Fan
「むかし『美女と野獣』を見に行ってね…あのディズニーの世界がそのまま舞台になっていて…」と、こんな感じ。
「やっぱりライブだから、セリフとか音楽なんかを聞いていても、ものすごく臨場感があってさ…」
「野獣が、主人公のベルを解放したときに、理由を聞かれて『それは、彼女を愛しているからさ』って言うときなんか、ほんとに愛を感じる素敵な言葉だなぁって、聞き入っちゃったよ。」
「さらに、野獣から王子様に戻っても、彼の瞳を見て魔法が解けたことに気づいたベルが『あなたなのね』って言うセリフなんかも、単純だけど、すごく愛情を感じる言葉に聞こえるから不思議。」
「あと、映画でも流れていた、野獣の王子様とベルがダンスをするシーンに流れるあの感動的なテーマ音楽!何度聴いてもあのシーンを思い出して…ウルウルしちゃうんだ。」
「ディズニーの曲って、やっぱり小さいころから聴いてるからか、意外と耳に残っていて、思わず口ずさんじゃったりw」
「特に『美女と野獣』とかの、ラブストーリーの曲なんかは、大人になっても聴けるから、ほんとに心に響くっていうか…」
「あのテーマ曲…フルオーケストラの荘厳な演奏もダイナミックでいいけど、オルゴールの優しい音色を、静かな部屋で耳をすまして聴くのとかも…なんか良さそうだよね。」
前述の「視覚優位」の相手に対する会話と比べると、
・音楽
・聞いて/聞こえる/聴く
・『あなたなのね』(という演者の言葉)
・言う
・セリフ
・口ずさむ
・テーマ曲
・優しい音色
・静かな
・耳をすまして
と言った感じで、音楽やセリフなど、音にまつわる言葉が多いことに気づくだろう。
彼女は、聴覚優位…つまり、聴くことでイメージをしやすいわけだから、そんな相手には、頭の中で「音を聴かせる」つもりで話をするんだ。