こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。
今日は「呪い」について話したいと思う。
なんともおどろおどろしいテーマで、ちょっと引いてしまうかもしれないけど、モテないと思っている人にとって外せないテーマなので、怪しいと思いながら、最後まで聴いてほしい。
と言っても、
「女の子にフラれた腹いせに、ネットでワラ人形を購入して、丑三つ時の神社に行って、境内に柱に五寸釘で打て!」
…というようなオカルト話じゃない。
今日話したいのは、キミ自身の「言葉の呪い」についてだ。
そして、モテない男子の多くが、知らず知らずのうちにこの呪いにかかっているってことを知ってほしいんだ。
先日、相談された彼も、この言葉の呪いにかかっていた。
photo by The Doctr
彼にかかっていたその呪いは、新しいことを始めようとするときに、無意識に発していた「難しい」という言葉だ。
もし、過去にやったことがあって、それを「難しい(難しかった)」と言うなら分かる。
けれども、やってもいないことを「難しい」と判断するのは、よくよく考えてみるとおかしなものだ。だって、難しいかどうかなんて、分からないんだから。
やったことのないことを「難しい」と言うのは、実は一番簡単なことだ。それは、自分にやらない口実を作って、逃げ道になるからだ。
キミが無意識のうちに使っている言葉や、無意識にしている行動は、何よりも強力な暗示となる。
それが良い習慣、良い口ぐせならばそれはいいんだけど、多くの場合、まるで「呪い」のように、キミ自身を現状に縛りつけている。
…いや、むしろその呪いによって、今の現実を創っていると言っても過言ではない。
先日の彼も…無意識に「難しい」という言葉を使っていた。
話をしているなかで、ほとんど脊髄反射のように「難しい」という言葉を10回以上使っていた。
そして、まさに彼は、自分の無意識の言葉のとおり「難しい」人生を送っていたんだ。
そのことを指摘すると、本人もビックリするほど驚いていた。
そこから抜け出すには、まずは、自分に呪いをかけている言葉や行動に気づくことだ。無意識に口にしている言葉や、無意識の行動に意識することができれば、対処することができるからだ。
そして、次のステップとして、その言葉や行動を別のものに置き換えてみる。
よく、一瞬だけテンションの上がる自己啓発セミナーや、ソッチ系(?)の本を読んだりすると「この言葉を言いなさい」「これをやりなさい」みたいなことが言われているけど、はっきり言って、誰かのお仕着せの言葉なんて何の役にもたたない。
さらによくありがちな「難しい」の反対の言葉(例えば「簡単だ」)を、呪文のように唱えましょう…なんてのも役に立たない。だって、本気で信じていないんだから。
だから、今回はじっくりと時間をかけて、自分の内側から滲み出て、しっくりくる言葉をロールプレイをしながら、自分で探してもらった。
けっきょく、仕事の打ち合わせは2時間で終わったのに、そのセッションは3時間もかかって、彼自身かなり「産みの苦しみ」を味わう大変な作業だったみたいだけれども、自分で言葉を見つけることができた。
彼にとってのその言葉は、前回の記事にも書いた「チューニング」だそうだ。
「難しい」とぜんぜん関係ないじゃん!と思うかもしれないけれども、言葉そのものが重要なんじゃない。その言語を導き出す過程で感じたことや、その言葉からイメージすることや、その背景にある感情・感覚が重要なんだ。
べつにね「難しい」とか、否定的な言葉を、絶対使っちゃいけないってことじゃない。
けれども、無意識にそんな言葉を使っているんだったら、その呪縛からは逃げられない。
自分の言葉をコントロールできないやつが、自分の人生なんてコントロールできるわけないだろう?
だったら、言葉の呪縛からキミ自身を解放するんだ。
まずは自分の使っている言葉に気づき、そして、それをコントロールすること…それぐらいだったら、今からでもできるはずだ。