2月も気が付けば、終盤になりました・・・
京都は今週は少し寒さは和らぐらしいです。
全国放送では無いんやけど、
日曜日の朝「グッと地球便」という番組が大好きで、よく見ています。
この番組は、海外で頑張ってる日本人の紹介と、
日本の家族から、海外ので暮らす家族のために、
最高の贈り物を届けようという内容。
昨日は、ブラジルでシングルマザーで頑張る女性のお話。
ブラジル人のご主人と結婚し、日本で暮らしてたけど、
日本での子育てに疑問を感じ、ブラジルで生活することを決心する。
ブラジルで生活するも、ご主人とすれ違いが多くなり、
遂には離婚・・・
でも、日本に帰らずにブラジルで生きていくことを決めている彼女。
ブラジルでの生活は困窮を極める。
本当にマッチ箱みたいな家で、男の子二人と暮らしている。
手作りアクセサリー等をネット販売してるけど、月収は2~3万。
それでも、日本に居た時よりも幸せだと言い切っていた。
日本にいた頃は、子供同士が集まってもゲームに夢中で話もせず、
それを母親たちが気にもしない・・・
彼女は疑問を感じた。
彼女の生い立ち。
父子家庭に生まれて、10代でお父様が他界・・・
その後、親戚を転々とした。
愛されずに、放ったらかしで育てられた。
日本に思い入れが無いのも、幼少期・思春期に、
いい思い出が何にも無いって・・・
家族で食卓を囲んだり、公園に連れて行ってもらったりとか、
「家族の思い出」がまったくない。
「自分の子供たちにはそんな思いはさせたくない。
私が育てたい。ずっと一緒にそばにいたい」と、千夏さん。
自分の幼少期とダブった。
どんなに寂しかっただろうって、考えるだけで、涙がでる。
だからこそ、自分の子供達には絶対にそばに居たいという気持ち、
本当によくわかる。
そして、お金は無くとも助け合って生きるということに、
重きを置く彼女。
ブラジルには貧しくても困っている人に
手を差し伸べる“助け合い精神”があり、
どんなに貧しくても、支え合って助け合って生きている。
千夏さんも、何度も何度も助けられてきたという。
子供達は、素直に可愛くて無邪気に、
高価なおもちゃは無いけど、みんなで楽しく遊んでる。
たくさん子供がいる。
1人1人、お誕生日会をする。
そのたびにお祝いして、皆でお祝いする。
高価な料理は無いかも知れない。
でもそこには、子供達の飛び切りの笑顔と、
信頼できる大人たちが集っていた。
きっと、これが、
この世で、
一番大切なこと。
そう思った。