いや、もう怖いですよ。
神戸の地震と東日本の地震を体験したから、
恐怖しかない。
PTSD に近い。
東日本大地震のとき、神戸の地震を思い出して半年くらい恐怖に慄いて鬱っぽかった。
NHKスペシャルの『MEGAQUAKE』を録画してたんだけど、んなもん、怖くて見れなくて一昨日やっと見たんだ。
巨大地震はいつ来るか分からない。
今直ぐに来てもおかしくない地殻変動の時期らしい。
予想では 2035年➕➖5年。
10分後かもしれないけどね。
プレートの歪み3箇所が連鎖して同時に起こるかもしれないそうだ。
そして、何故か冬に多いらしい。
2035年なんて私、もっと年を取ってるから機動力無いし、最悪やん。
凄い揺れでは動けない。
這うことすらできない。
動けない間に天井が落ちてきたら子ども達が死んでしまうやん!
1995年、自分の力で子ども達を守り切れないことに気づいて愕然とした。
廃墟と化した被災地にボランティアとして通った。
瓦礫に埋もれた故郷の街を泣きながら歩いた。
知人宅ではグランドピアノがガラス戸を突き破って庭まで転がり出た。
さっきまで寝ていた布団に棚のガラスが無数に突き刺さっていた という友人もいた。
子どもの頭の直ぐ横に大型テレビが滑り落ちて来た と従姉。
棚の中の物は全部落ちて、
ガラスは窓でも食器でも全て割れる。と思っている方がいい。
だから家の中で靴を履かなければならない。
(道にもビルのガラスが降ってくる)
家具も全て倒れてくる。
冷蔵庫だって踊りながら倒れてくる。
ガスを切る余裕などない と友人が言ってた。
(それでもしがみついて切ったらしいが)
道路はあちこちで陥没していて、
崩れた建物や倒れた電柱電線が道を塞ぐ。
おまけにビルのガラス。
地震のうねりで高速道路だって倒れるんやもの。
そして消防車が通れなくて、消火栓から水が出ない街に火事が広がっていく。
(消火栓から水が出るのは水道管に異常がないときだけ)
もちろん救急車だって走らない。
何しろ数が足りない。道が塞がっている。
モノなんて何の意味もないことを思い知った。
私が抱きしめて逃げたかったのは子ども達だけだった。
ベッドの横に懐中電灯と運動靴は置いてある。
ダウンジャケットも置いておこう。
ブーツも要るかな?
備蓄も少しは用意してる。
(最近 食べちゃって… )
犬用品はしっかり備蓄している。
備蓄は、生きてさえいれば、そして自身と住居が無事ならば役に立つかもしれないが。
・
テレビ以外、ガラスを使った家具は置いてない。
電子レンジの扉も割れるか…。
大きな家具は処分したから無い。
けど建物ごと倒壊したり(揺れの向きによる)、
崩れた物の下敷きになって火事にあったら逃げる術もない。
私はしがみついてでも火を消す根性がないので、IHにしている。
私が火元になるのはいやだからだ。
焦げた火事の臭いが消えない長田の、一面の焼野原が忘れられない。
一軒のお店から火が出て全てを焼き尽くした。
けど、うちから火を出さなくても、この集合住宅の誰かが火元を消しそびれたら私かて焼死するかもしれない。
・
ガス・電気・水道のライフラインが復旧するまで何か月もかかった。
大勢が住居がなくした。
何か月もお風呂に入れない人がたくさんいた。
道が塞がって救援物資も届かず、
マスコミのヘリだけがやたらと飛び回っていた。
そう言えば他府県ナンバーの消防車、救急車をよく見かけたっけ。
それだけでも涙が出た。
レースのカーテンでも、常にひいておこう。
非常持ち出し物と備蓄をもう一度確認しよう。
ガラス飛散防止フィルムも買ってこよう。
冷蔵庫も固定しよう。
家の中だけでも、片付けるわ。
もっとモノを減らさなきゃね。
プレート移動で隆起した 日本の山 シリーズ