阪神・淡路大震災から今日で26年。

私は当時パニック障害のため一人暮らしをやめて兵庫県の実家に戻って新幹線で遠距離通勤をしていてあの朝も日勤にむかうため朝ご飯の最中。

突然、「ゴーッ」という轟音とともに経験したことがない揺れに襲われ真後ろのストーブの緊急消火ボタンを押し「早く消えて」と祈るような気持ちで小さくなっていく炎を見つめていたことを今でも覚えています。

ほんの十数秒がとても長く感じられた瞬間でした。

 

ボランティア元年と言われる阪神・淡路大震災ですが、赤ちゃんを抱っこしたお母さんに5000円で弁当を売った業者もいたし、リュックを背負った女性にそっと近づき暴行をした男もいました。

それと「孤独死」という言葉もこの震災で広まった言葉ですね。

地震で助かったのに一人で苦しんで亡くなるなんて。

悲しいことだと思います。

 

今は大震災があったのが嘘のように復興をとげてるように見える神戸ですが、被災者の方の中には苦しい気持ちを抱えて生活しておられる人がまだたくさんおられるということを忘れないように、同じことを繰り返す生活がどんなに幸せなことなのかを噛みしめながら今日という日を過ごそうと思います。