もっと、じらして。 | ★コピーライターが思わず ! となったコピー。

もっと、じらして。

ティーザー広告という手法がある。
商品や商品名などを小出しにして、
あるいは隠して注目させようとする方法。
見た人に何だろう?何かな?と思わせ、
興味を持続させて注意を引くわけだ。

つまり、じらすのである。
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
先生。運動会は、
7月過ぎにして下さい。
 
 
今月7日に発売されるSONYのハンディカム、
デジタルハイビジョンカメラ<HC1>
の広告。
電車の中吊りで見た。いくつかバリエーションが
あるようで、他にも
 
家族旅行は、
7月まで待ったほうがいい。
 
というコピーもあった。
最初に目にした時、???となった。何の広告だ?。
でも1秒後にはわかった。
よこにビデオカメラの写真があったので
ハンディカム<HC1>の広告であることがわかったのだ。
発売日が7月7日なので、「7月過ぎにして下さい。
7月まで待ったほうがいい」と言っているわけだ。
 
この運動会のシチュエーションは、

CMでも予告広告を展開中
コチラ から:CMでは紹介したコピーは使っていない)

なので、無理かもしれないが、
こういう表現のコピーなら
発売前日まで何の広告だろう?と思わせるような
ティーザー広告に徹した方がインパクトの
ある訴求になったと思う。
 
7月7日に何が起こる(発売される)のか、
デジカメなのか、携帯音楽プレーヤーなのか、
それとも全くの想定の範囲外な商品が登場するのか、
SONYだけに、多くの人が気になったはずだろう。
 
とは言っても、なぜ7月なのか気になるような、
じらした表現。(ティーザー<teaser>はじらす
ものという意味)
ティーザー広告ではないが、見た人を???と
させて、注意をひきつけるのに十分機能している、
ま、いわゆるひっとつのティーザーな表現なのである。