スペイン3日目。


昼からはマドリッドを発つため、午前中は街でお買い物。


とはいっても服やバッグ、靴はザッと見た後は、

私は百貨店のキッチン関係の階と、地下の食料品売り場がメイン。


学生の頃に来たスペインでは、ロエベを鬼買いしていたのに、

人間って変わるものね。


買い物を終えて、全員集合の後は、ランチを買って、空港へ。


マドリッドの空港ってキレイなんだけど、

ターミナル同士が別の空港か!って突っ込みたくなるくらい離れているのね。


暮らしの中の料理日記
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ランチは、初日に行った「ムセオ・デ・ハモン」のボカティージョ。

フランスパンにハムを挟んだスペイン版ファーストフードって感じかしら?
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初日の夜、生ハムとワインにまっしぐらの私達の横で、

やたらとみんなが食べていたので気になっていたのだ。


生ハムの入ったもので1ユーロ。

リンゴとお水とセットで2ユーロ。

チーズ入りで1.5ユーロ。

ビックリの安さ、これではマクドも追い付けないわ。


パイ生地にお肉やお魚の具を挟んだエンパナーダも一緒に購入し、

空港で広げてガッツリ頂いた。

この日のメインは、初バスクナイトを満喫するのが目的のため、

お酒も飲まず、軽めのお昼ごはん計画を実行。


国内便で一時間強。

いよいよ今回の旅のメイン、スペイン北部、カンタブリア海に面した、

フランスとの国境堺の自治州、バスク州へ!


初バスクの到着地はビルバオ空港。

到着後、バスで街まで出ます。


ビルバオはバスク3県の内のビスカヤ県の県庁所在地。

工業都市として知られていましたが、美術館や音楽堂が建設され、

今はコスモポリタンな雰囲気が漂う美しい街です。


お天気は冬のバスクらしい、雨が降りそうな曇り空。


でも、マドリッドに比べて、全然人が少なく、怪しい人も皆無。

街はオシャレで、とってもキレイ。

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はやる気持で、ホテルにさっさと荷物を置き、

さあ!バルめぐり開始だ♪


1軒目はこの旅のきっかけをくれたTさんとの待ち合わせのBAR。

「Bitoque de Albia」へ。


ひゃ~!ピンチョスだらけ~!
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お姉さんに、初チャコリを注いでもらいます。


チャコリ(Txakoli)とはバスクの地酒で微発泡の白ワインです。

とてもデリケートなお酒なので、なかなか日本へは入ってきてません。

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高い位置から平たいグラスに注き、

泡を立てることが多いのですが、ここは、普通に注いでくれてた。

作り手さんによっては、ワイングラスで普通に注いで、

香りを楽しんで欲しい、ということもあるそうで、

このお店のチャコリはそちらのものかもね。


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そして、気になるお姉さん達の衣装。なぜかヒョウ柄。

この店に来るまでにも、街中に仮装した人がウロウロしていた。

その訳は後で知ることになるのだ・・・


そして、19時。無事にTさんと再会を果たし、チャコリで乾杯!

この旅の一番思い出に残る写真がコレ。

4人での初バスク&初チャコリ&初BARショット★


「バスクのBARで待ち合わせね♪」と、

福島のスペインバルでの約束が叶えられたピンチョスとチャコリは最高でした。

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2泊4日弾丸のTさんは、この夜マドリッドに帰らないといけない。

1時間で情報をいっぱいもらって、泣く泣くお別れ。


ちなみに、このままお別れしたTさん、
関空到着後、スペイン2泊4日は怪しいと思われたらしく、
バックパックを全部開けられたと、LINEで報告があった(笑)。
確かに、女一人、バックパック担いで、
スペインバスクに2泊4日は怪しいな(笑)。

でもね、旅の前、2泊4日はもったいない!という私達に、
「バスクの空気が吸えたら満足なんです」っ
て言ってたTさんの気持ち、今になって凄く分かる。

私も2泊4日でもいいから、今すぐに空気が吸いたい、って思う。

本当にTさん、バスクのこと教えてくれてありがとうね。


Tさんとのお別れの後、有名バルがひしめく旧市街へ。

橋を渡り、目的のお店を探していると、

街はおとぎの国か、ディスコか?もう訳が分からん状態になっていた。


そうなのだ、この日はカーニバル。

ヨーロッパの各地では、この日はお祭りだったのだ。


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みんながそれぞれにテーマ性のない仮装をしていて、

旧市街の道でお酒を片手に踊り狂っている。

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上の写真の左下の男性。

「見て見て~!」と見せてきたのがコレ。

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かわいいセクハラだから許す。

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べストタイミングでウインクをくれた音楽家もどき。
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少年らはピーターパンになっていた。
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本日の男前NO.1。カワイすぎるっ!!
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踊り狂う人を分けて、道を歩くのもひと苦労の状態。

この様子を動画でも撮っておいたので、

ブログUPのやり方が分かればしたいと思います。


こんな状態だと分かっていれば、

私も仮装して、思いっきり参加したかったくらい楽しいバカ騒ぎでした。


そんなこんなで、バルめぐりも計画変更せざるを得なかったのですが、

できるだけ行きたいところは回っておいた。


GATZ。
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きのこのソテーのピンチョス美味しかったな。



IRRINTZ。

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ここはめずらしい組合せのピンチョスが多かった。


お客さんのおばちゃんが、美味しいわよ~って

教えてくれたりしたピンチョスを含めて3つ。

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豚のブラックソーセージ(血の入ったソーセージ)にジャムゼリーの組み合わせ。

フォアグラのムースに洋梨が入っていたり。


まだまだ旧市街で行きたいお店はあったが、

なんせ街は凄いことになっているので、新市街に戻り、

Tさんに教えてもらったBARへ移動。

La vina del ensanche。
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これがTさんおススメの「フォアグラと卵」。


ガッとかき混ぜて食べるとたまりません!ワインが止まりません!

パンをつけて舐めまわしてやりました。

私のこの旅のべストピンチョス5本の指に入ります。


もう1品、ヤリイカのソテー。
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これも美味しかった~。甘~くソテーした玉ねぎとの相性もばっちり。



そして、オシャレなこのお店は男前揃い。

今日の男前No.2が彼。

ちょっとナルシストな男前でした。
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ホテル方面に向かいながら、

アルコールを入れると満腹中枢がいかれてしまう、

私とYさんが「まだいける!」と2人で向かったバル2件。


お店の場所は思い出せるが名前が思い出せない。


イカスミのコロッケ。
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カワイイ若者達も仮装してました。

時刻は既に0時過ぎ。

しかし、思いっきりおっきなトルティージャを頬張る彼等。

スペイン人の胃袋やはり恐るべしやね。
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そして、もう1軒。
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このカニの詰め物、美味しかった~。
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初バスクナイトに浮かれてしまったこの日。

ホテルに無事に戻ったはいいが、ベットに倒れると、そのまま失神。

Yさん曰く「死後硬直みたいになっていた」らしい(笑)。



まだ旅の続きは長いのに、全力投球しすぎてはいけない。

調子にのってしまう自分にちょっと反省したビルバオの夜でした。