前回のブログで話した通り、人工授精は思ったよりもホルモンが乱されて、
メンタル面、対人関係がかなりやられた。
ドクターからは人工授精を始める前から、人工授精を3回トライして、
それでもダメな時は体外受精を考えた方が良いと言われていた。
私も旦那も人工授精をしても生理が来るたびに、少しずつだったけど、
体外受精をする方向へと考えていったつもりだった。
しかし、3回目の人工授精は思ったよりもあっという間に終わってしまった。
頭では考えていたものの気持ち的には体外受精に進む準備は全然出来ていなかった。
そこでドクターがある研究に参加しないかと提案してくれた。
この研究はMckenzie Missionというもので、妊娠を望んでるカップルが対象で、
私たちの染色体をもった子どもが染色体異常になる可能性があるかどうかを
調べるものだった。
日本でいう出生前検査的なものだが、
まだ授かってない私たちの場合、染色体異常があった場合は体外受精をする際に受精卵の時点で染色体異常がある受精卵は体に戻さず、良い受精卵だけを体に戻していくとう形になるらしい。(←意味わかるかな?分からなければコメントお願いします。)
さらに、研究に参加するので私たちに染色体異常の子どもが生まれてくる可能性が高い場合は1回目の体外受精が無料になるという話だった。
しかし、他にもリスクはあるので少し悩んだが、
(出生前検査に関しては色々な考えがあるようで、私たちの場合はまだ子どもを授かったあけではなかったから)
これで私たちがまだ授からない理由が分かれば良いと思い、
私たちもこの研究に参加することにした。
その間、ただ待つのは時間がもったいないという事で、4回目の人工授精に取り組んだ。
4回目を終えた時は、人工授精でも授からないという悲しさと、「もう体外受精するしかないのか。」という気持ちになっていた。
そして、Mckenzie Missonの結果、
私たちには「染色体異常の子どもが生まれてくる可能性は低い」という結果が出た。
これで私たちの子どもは染色体異常になる可能性が低いと分かったのは安心だった。
しかし、体外受精を進めるにはまだ心の準備が出来ていなかった。
その間、ドクターやナースからは体外受精の事をしっかり教えてくれるセッションを受けた。
旦那も私も体にとって、あまりにも不自然なことをしなければならないという事に詳しく知れば知るほど、恐怖を感じてしまっていた。
体験した人の話だと、卵子が育ちすぎて、腹痛を起こし病院に運ばれたとか、逆に大金を払ったのに卵子は一つも受精卵にならなかったとか。
ドクターからも私たちの年齢だど30%の確率でしか成功しないと。
年齢が上がれば確率も下がっていくことももちろん伝えられた。
貯金もそこそこにしかない、今までこの4年間、自然療法を必死に取り組んできた私にとって
あまりにも自然ではない治療をすることは、私にとっては大きな決断になる。
お金のことはともかく、自分たちの気持ちを固めてからでないと
進めないステップだと私は思った。
この時は、時期も11月だったから、「とりあえず不妊治療は来年までお休みしよう」とふたりで決めた。