scandal(4)の保存に失敗して、記事が全部消えてしまったので・・暗。。
勢いで書いていた別の話を先に~・・・・
<attention>
観葉少年(プランツ・ドール)は、河原由美子先生の【観葉少女(プランツ・ドール)】の
設定を無断でお借りしているパロディですが、手元にコミックがもうないので、
かなりうろ覚えとなっております。。
**********************************************************
ずっと
ずっと
待っている
あなたが
迎えにきてくれる時を
*
その日、ユノはいつも以上にダンスの練習に没頭してしまい、
窓から差し込む月の光でようやく我に返った。
誰もいない、しんと静まり返った教室をあとにすると、
頭上には大きな、群青色をした街を照らす、まあるい月。
月の光がこんなに、明るいなんて知らなかった。
不思議と目が離せなくなり、ぼんやり上を向きながら歩いていると
道の段差につまづき、転びそうになる。
「・・と、あぶね。」
とっさに手をついたガラスショーウインドウ。
ふと目をやると、店の少し奥に、少年が椅子に座って、眠っていた。
「・・・・え?」
豪奢な椅子にきちんと姿勢正しく座り、月明かりがぎりぎり届く場所に
佇む姿はこの世のもとは思えない美しさ。
きらきら、と煌めく髪は頬に沿うように揃えられ、
長い前髪の影になっているのに、伏せられた長い睫がはっきりと分かる。
白磁のように艶やかな肌。
すっと通った鼻筋の下には、緩く結ばれた紅い唇。
淡い光しか届いていないはずなのに、ユノの視界には極彩色のように飛び込んできた。
微動だにしない少年を、しばらくその場で見つめ続けたがどれだけ眺めていても
飽きることはないほどに、魅了される。
起きている姿がみたいな、とユノが思った瞬間、寝ていた少年の瞼が小さく震え、
ゆっくり開かれると、翡翠色の瞳がまっすぐユノを見つめ、そして、
ふわり、と微笑んだ。
勢いで書いていた別の話を先に~・・・・
<attention>
観葉少年(プランツ・ドール)は、河原由美子先生の【観葉少女(プランツ・ドール)】の
設定を無断でお借りしているパロディですが、手元にコミックがもうないので、
かなりうろ覚えとなっております。。
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ずっと
ずっと
待っている
あなたが
迎えにきてくれる時を
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その日、ユノはいつも以上にダンスの練習に没頭してしまい、
窓から差し込む月の光でようやく我に返った。
誰もいない、しんと静まり返った教室をあとにすると、
頭上には大きな、群青色をした街を照らす、まあるい月。
月の光がこんなに、明るいなんて知らなかった。
不思議と目が離せなくなり、ぼんやり上を向きながら歩いていると
道の段差につまづき、転びそうになる。
「・・と、あぶね。」
とっさに手をついたガラスショーウインドウ。
ふと目をやると、店の少し奥に、少年が椅子に座って、眠っていた。
「・・・・え?」
豪奢な椅子にきちんと姿勢正しく座り、月明かりがぎりぎり届く場所に
佇む姿はこの世のもとは思えない美しさ。
きらきら、と煌めく髪は頬に沿うように揃えられ、
長い前髪の影になっているのに、伏せられた長い睫がはっきりと分かる。
白磁のように艶やかな肌。
すっと通った鼻筋の下には、緩く結ばれた紅い唇。
淡い光しか届いていないはずなのに、ユノの視界には極彩色のように飛び込んできた。
微動だにしない少年を、しばらくその場で見つめ続けたがどれだけ眺めていても
飽きることはないほどに、魅了される。
起きている姿がみたいな、とユノが思った瞬間、寝ていた少年の瞼が小さく震え、
ゆっくり開かれると、翡翠色の瞳がまっすぐユノを見つめ、そして、
ふわり、と微笑んだ。