『トリック劇場版ラストステージ』

ドラマも映画も全てではないですが、ちょちょこ見ていたこのシリーズ。

今回も楽しめました。

仲間由紀恵演じる美人貧乳マジシャン山田、阿部寛演じる天才物理学者上田のコンビもこれで見納めだと思うと淋しいです。

今回の舞台は海外。

秘境の地の呪術師との対決を描きながら、トリックという作品が取り上げ続けてきた[霊能力]について結論を出すような作品になっている気がします。

いつも通りの小ネタも満載。

あっという間の2時間でした。



今回出演の東山紀之、北村一輝のキャラがとてもいいです。

真面目なヒガシのエプロン姿はちょっと笑えます。

北村さんのオネエキャラも最高。

イケメン俳優が完全に崩壊してます。

トリックに出演するんだからここまでやっちゃえ!!みたいな心意気を感じます。


主役2人もやっぱりいいですね~。

黙っていれば美人女優さんなのにそこまでやる~!?みたいな仲間さん。

阿部ちゃんも相変わらず。

今回二人とも若干今までよりはシリアスシーンが多かった気がします。

微妙な2人の関係性というかバランスがたまらないです。


そしてずっと作品を支えてきた準主役の生瀬刑事と野際ママ。

この二人の力で作品が凄くパワーアップしてる感じがします。


あぁ、このメンバーの作品がもう見られないのはほんとに残念ですね。



さて、ラストですが···。

詳しくは書きません。

でも私は好きな終わり方でした。

すっきり、って訳ではないんだけど、涙がポロっとこぼれました。

野際さんと阿部ちゃんのやりとりで流れる[月光]。

そりゃ、泣けますよ。

オープニングで流れる稀代の奇術師の話の意味がここで分かるのです。

最後の上田教授の表情、最高です。

もう何とも言えない感情が溢れてます。

シリーズを見続けている人にはたまらない結末。

凄く良かったと思います。



まあ、この作品だから「終わる終わる詐欺」みたいな感じで(笑)、数年後しれっと新作やっても誰も怒らない気がしますが···(^_^;)

何はともあれ、長い間お疲れさまでした。


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