エジプトはカイロで出会ったイタ男、モリッチィオ(通称モリ夫)と、食事に出かけた私。
レストランで、イタ男得意の『口説き』が出なかったどころか
私への興味すら見せなかったモリ夫に、すっかり安心しきった私は
モリ夫が、虎視眈々と2人きりになるチャンスを狙っていたのに気がつかず。
扉が閉まり、密室となったエレベーターの中で、いとも簡単に唇を奪われてしまう!
カサノバの本領発揮!に、このまま全てを奪われてしまうのか?!
それとも、反撃となるか?!
ドキドキの展開は、下記をどうぞ。
これまでの経緯は、こちらをクリック
(琴子の心境)
レストランからホテルに戻り、何の疑いもないままモリ夫とエレベーターに乗った私。
そして、エレベーターの扉が閉まるのを見届けた私は
モリ夫にご馳走になったお礼を言おうと彼のほうに向く。
と、突如、視界が狭まり、衝撃を感じたと思うと、体がエレベーターの壁にぶつかる。
...えっ、何、何?
...何が、起こってるの?
全く状況が飲み込めない。
...何でモリ夫の顔がこんなに近くにあるの?
...そして、この口の中の感触は?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キッ、キスゥ?!
ヽ((◎д◎ ))ゝ
やっとモリ夫が、自分にキス(しかも、フレンチだぜよ )してることに気づいた私
大パニック!!!
何で、何でぇー?
モリ夫、口説いてこなかったじゃん!
そんな気配もなかったじゃん!
それとも私、何か見落とした?
と、レストランでのモリ夫の態度を反芻する私。
「そんなこと、考えてる場合じゃないだろう!」 ヽ(`Д´)ノ
とゆー場面なんだけど (;^_^A
人間、パニくってると、まともなことが考えられないものなのよ。
えーっと、何、話したっけ?
仕事のこと、会議のこと、カイロの印象、家族のこと...
うん、やっぱり口説かれてない
モリ夫の態度や仕草も普通だった
それなのに、モリ夫...
何で、私にキスしてるわけ!!! ← 遅い
...この時、私は初めて、本場カサノバの策略の上手さを知る。
「女と見れば、口説くのがイタリア男」とゆー定説を逆手に取り
全く口説きもせず、気配も見せないことで安心させ
そして、ここぞというところで意表を付く。
それは、明智光秀の本能寺の変と言おうか
赤穂浪士の吉良家討ち入りと言おうか
日本軍の真珠湾攻撃と言おうか。
ふっ、不意打ちなんて
卑怯なーーーーー!!!
と、叫んだところで、もう手遅れ。
私の手と体はしっかり固定され、抵抗することもままならない。
無防備だった私の唇は、とっくのとうに奴のされるがまま。
冷静に考えれば
「奴の股間目掛けて、ひざで蹴り上げろ!。」
とか
「舌、噛み切れ!」
とか、それなりの防衛手段も考えられたんだろうけど。
相変わらず、私の頭はパニくったままで、まともに思考できる状態ではない。
そして人間、思考が止まった時は、本能で...っつーのが基本。
つーことで、最後の頼みの綱の防衛本能に頼るしかなかったったんだけど。
ところが、である。
事態は、思ってもいなかった方向に動き出した!
なんと、私...
モリ夫のキスに、積極的に反応し始める
「ちょっと、ちょっと、琴ちゃん、どーしちゃったのよ?」 (゜д゜;)
と、皆様、お思いでしょうが。
どーやら、防衛本能よりも先に、もう一つの野生本能
ザ・性欲
が目覚めてしまったみたい。
だって、モリ夫ったら...
キスが上手かったのよォーーー!!! (´□`。)
無理やりキスされてるはずなのに、ギュウギュウに押し付けてくるわけでもなく
私を息苦しくさせることもなく、適度な距離感を保っていて
それでいながら、とっても情熱的で、心地よいキッス...
って、恐るべし、カサノバ!
↓
情熱的なキッス で、性欲を目覚めさせるなんて...
なっ、なんて見事な二段攻撃なの!! ← 感心してる場合か(笑)
こっ、これが、カサノバの実力なのねェー!!!
「オトコは狼なのーよ、気をつけなさーい」
と、懐かしのピンク・レディーをリフレインしつつ、いよいよ次回、最終話に続く!
「待ちくたびれちゃったよォー。」 ヽ(;´Д`)ノ
という方、↓押していただければ、もうこれ以上、お待たせしません!
押していただいて、ありがとう!
ブログを書く、励みになります。