2024 0618 ヨコハマ 雨 ☔
梅雨ですから、と言わんばかりに降ってますね。
今日はカスタムネック 4本の続き。
この 4本は指板接合の工程に移っています。
で、一つ製作に纏わるお話を一つ。
下の2枚の似た様な写真の違い、って分かりますか?
まあ、こんな写メじゃね、何処が違うんだよ⁈って話しですが、この写真はどちらも平面確認の為に定規を当ててる写真なんですが、定規の両面で互いに平面確認をしてるので、良く見ると定規の目盛りがある側と裏の目盛の内側の違いがあるのです。
ワタシは40年以上も技術屋やってますので、こうしたスチール定規をこれまでに何本も所有し、古くなったら廃棄もして来ました。
で、その経験から、こうした精度がある筈の定規であっても、中国製とかですと、同じ60センチや1メートルの定規では、長さがバラバラなんです。😆
えっ!って思うでしょうが、事実なんです。
同じ60センチでも長さが微妙に違う60センチなんです。
しかも、その定規と定規を並べて沿わせると間に隙間が出来るのです。
早い話が直線精度が出てないと言うこと。
中国の建築物、構造物の精度に問題があることは有名な話しですが、たかだか60センチの定規ですら精度が出てないんですから、そりゃ大きな構造物の精度が怪しいのは当たり前ですよねー。😆
でも、今日の話は中国製に限った事じゃ無いって話しなんです。
写真のは中国製ではなくて日本製の60センチ定規なんですが、こうした日本製定規であっても、両側の直線精度は完璧じゃないんです。
ワタシの経験では必ずと言っていい程、片側の直線精度は問題なくても、もう片側はごく僅かに精度が出切って無いです。
まあ、もっと高精度な定規を買えば問題無いのですが、(ワタシも一つ所有はしてます)そうした定規は非常に高価ですし、厚さも分厚いんです。
当然ずっしり重いですしね。
なので、日常作業の中での平面確認の際には必ず定規の狂いの出てない側を当てがって確認をしている、と言うお話しでした。
まあ、ミクロン単位の話ですが。😃
主役はあくまで木ですからね。平面加工が済んだら、平面精度は定規と変わらないです。
ワタシ、作業中に「定規にも負けねーから」って、呟きながら作業してます。