不妊治療は3年やった。
体外受精もやった。
その間、筋腫はドンドン膨れ上がった。
筋腫の栄養となるホルモンを体が悲鳴を上げるほど
入れるのだから、仕方がない。
卵ちゃんを3回体に戻したが、着床してくれなかった。
こぶし大の筋腫が複数できた。
最後の賭けで、筋腫摘出をした。
筋腫が大きすぎたため、
少しでも筋腫を小さくするために
薬でホルモンを止める方法を取らざるを得なかった。
結果、その後のホルモン値が良好にならず、
不妊治療をやめざるを得なかった。
その時、無理をしたツケが回ってきているのかどうかはわからないが、
その2年後、卵巣嚢腫が見つかった。
4×5センチ。
卵巣と子宮をつなげている茎がねじ曲がるかどうか
ギリギリの大きさだそうだ。
ただ今、経過観察中。
嚢腫を発見する事ができたきっかけというのが、
基礎体温を測る習慣を止めることができず、
規則的に来る不順に早く気がつくことができたからだ。
なにが、幸いするか、わからないものだ。
年齢のせいで、最近ホットフラッシュを起こすが
ホルモンを止めた際に一通り経験しているため
不安神経症なのに、これに関しては不安にならない(笑)
人の幸不幸は、コロンブスの卵のようなものだ。
やはり不妊治療を続けていた知人は、
転院先の病院で、子宮体がんを見つけてもらい、
今でも元気に過ごしている。
彼女も、子供をあきらめざるを得なかったが
自分の命を救ってもらえた。
ちなみにそのガンの原因が、
『不妊治療の可能性もある』と説明を受けたそうだ。
やっぱり人生、何がいいのか、わからない。
暗い話ばかりなので、少し明るい話題を付け加えるのならば、
筋腫の入院中、同じ歳の切迫流産の患者さんと話ができた。
彼女は、私と同じ病院でIVFを受けて、妊娠したとのこと。
今頃はきっと、子育てに忙しく生活しているに違いない。
みんな!頑張れ!!