リクは小学5年生の夏休みに、都心から引っこしてきた。ばあちゃんがひったくりにあってけがをしたからだ。

近所の神社へお参りにいくと、どこか風変わりな少年タクミと出会う。

 

「ここは七不思議神社とよばれていて、絵馬に七不思議をかくと、願いがかなうんや」と教えてくれる。

リクは犯人をつかまえたくて、怪談や不思議話を集める。

 

妖怪たちと接近したり驚くことの連続のなか、新しい仲間たちと友情を深めていく。毎日新聞の人気連載を単行本化!

 

 

 

 

●感想レビュー

七不思議を集めると願い事が叶う・・・そんな風に言われて町を探検し、不思議な話を集めていく主人公。

祖母のひったくり事件をきっかけに慣れ親しんだ学校を転校した事でホームシックになっていた時、少しずつ親しみを感じていく。

 

七不思議を集め、妖怪との関わりを持ち、ひったくり犯が七不思議に登場する狛犬や鬼、地蔵、河童が懲らしめるというオチが良かった。

 

神社で会った同級生の男子が『実は神隠しにあった祖母の友達!?』というミステリを匂わせたのも面白かったです。