小学五年生の秋、なぜか学校へ行けなくなった繭。
ある日、電柱や塀に描かれた矢印をたどって行くと、〈日曜日舎〉にたどり着いた。

 

ここは、日曜日にしか生きられない人々の集まるスケッチクラブ。猫と一緒のおばあさんや、羽の音を立ててやってくる少年、しゃべる陶器の人形たちが集う。

 

動く剝製の狐もいるし、時間の狂った柱時計もある。

ちぐはぐな空間だ。この店の奥には、スケッチルームがあり、彼らはここで「自分を通して見た世界」を絵にする。
繭はこの<日曜日舎>に通うことにし、しだいに生きるすべてを見つけていく……。

 

 

 

 

 

 

●感想レビュー

母親と美術館巡りを楽しんでいた主人公の女の子。

しかし、体調不良を我慢し、美術館に行った事で嘔吐し、サインするために持参した大切な絵本を汚してしまう。

 

きっかけがそれ・・・とは断定しませんが、理由不明の登校拒否になり、不思議な画材店の日曜日舎に導かれていく。

主人公に親身になる女子高生の正体が驚きでした。

それと同時に絵を諦めてしまったのも時系列から知ったのも残念・・・