川口市で開催された、「政府認定拉致被害者」である、田口八重子さんの写真展に伺って参りました。
そこに飾られた様々な写真。
帰りを待つご家族の想い…
胸に突き刺さる想いで、写真展を拝見させていただきました。
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2002年に史上初の日朝首脳会談が行われ、当時の小泉首相が北朝鮮に拉致を認めさせ、5人の日本人が帰国しました。
喜びに沸く帰国者達。
その中に一人、予想外の帰国者「曽我ひとみさん」がいらっしゃいました。
日本政府は、曽我ひとみさんを拉致被害者だと把握してなく、国内の行方不明者であると考えていたそうです。
このことがきっかけとなり、当時の拉致被害者家族会の理事の元に、行方不明の家族を持つ方々からの問い合わせが殺到し、「同じ場所」「同じタイミング」「職業」など、奇妙な共通点が多数・・・
曽我ひとみさんの帰国をきっかけに、2003年に「特定失踪者問題調査会」を立ち上げ、独自の調査により、政府が認定している拉致被害者12人を超える、800人以上の日本人が北朝鮮にいる可能性があることが、明らかになりました。
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ある日突然家族が連れさられ、今も救出を待ち続けている。それがもしも自分の家族だったら・・・
北朝鮮により突然家族を奪われる「拉致」という国家犯罪があり、発生から40年以上経過しているのにも関わらず、いまだに解決していないということを、多くのみなさまに、ぜひ知っていただきたいと思います。
また、参院選が公示されましたが、国に対しては、実害に遭っている「拉致問題」の解決に向けた取り組みを、積極的に進めていただきたいと、強く願うばかりです。その為には私たちひとり一人の地道な活動が、大きな力になります。
これまで私も、中原恵人吉川市長の呼びかけにより、「北朝鮮による拉致被害者を救うための署名活動」を継続的に行ってきていますが、
一刻も早い拉致問題解決のために、私たちがこの問題に関心を持ち続け、こうした活動を通して政府に、世界に、そして北朝鮮に働きかけ続けていかなければと思います。