女性学を学んでいる一人として、歓楽街の在り方はずっと気になってきた。
私が入手した本はカンボジアなど7か国を40年以上追い続けた集大成の作品だ。写真集だからかなりインパクトがある。
今日は唐津に行く予定があるので、ゆっくり本を読んでいる暇はないのだけれど…
すべて貧困からいろんな問題が発生する。食べていけないので歓楽街に流れ込んでしまう。
知らないうちに歓楽街で生活をするようになったという女性もいるだろう。
当然のことながら買春がなければ、売春もない。
生活のために身を売るとはと思ってしまうがそれも生きていくためには仕方のないことなのか。
私はいろいろ仕事をしてきたが、夜の街で働いた経験はない。
しかし、本を開く。目を通してみると、その国の歴史、経済が見えてくる。
日本にも買春ツアーがあるとずっと昔本で読んだことがあるが、今はどうなんだろう。
生活に追われて、とてもとてもと言う環境の若者が増えている中で、今の若者は結婚も出来ない人も確実に増え続けている。
そこそこの仕事につけば、生活は保障され旅行をする余裕も出てくるが。
毎日生きるのが精いっぱいと言う人も知っている。年寄りもいれば、若者も当然いる。
別に贅沢しようと言う気はないが、最低生活は保障してもらいたいと思っている。
一人が頑張って支援してもこれには限界がある。社会全体を底上げしなければならない。
写真集を見ながら日本にもこんな社会はあるのではないかと思った。
私が若者だった頃とすると、随分贅沢になった。コンビニは24時間営業をやっている。
コンビニもなかったし、パソコンもなかったし、みんなそこそこの生活で満足していた。
日本人は生活保護があるので、食べていけない人は多くはないが、労賃など考えなくてはいけない問題は山積している。