お久しぶりです。
なかなか更新できず…。
最近は、新型コロナウィルスの話題で持ち切りですね。あまり触れずにいようかとも思っていたのですが、SNSでのヒステリックぶりにため息しかでません。
なので、医療者としての情報を
小さな声で発信してみます。
まず、新型コロナウィルスは、従来のコロナウィルス(いわゆる風邪の大半の原因となっているありふれたウィルス)が変異したものと思われます。感染の仕方は飛沫感染と接触感染。
空気感染はしません。
日本での感染者の情報をみていると、空気感染はしていないという結論に達します。エアロゾルによる感染とか騒がれていますが、エアロゾル感染という概念は、感染症には「ない」ので、新型コロナウィルスは飛沫感染と接触感染との認識でよろしいかと。
では、飛沫感染や接触感染を防ぐためには?
厚生労働省のホームページを参考に
⤵︎ ⤵︎
PDFでみることが可能です。
潜伏期間はまだはっきりしていませんね。
飛沫感染と接触感染は従来のコロナウィルスやインフルエンザウィルス感染と同じです。
スタンダードプリコーション(標準予防策)としては、まず手洗いです。何より大事です。
外から帰って来た時、トイレの後、顔に触った後、不特定多数が触る場所に触れた後。
石鹸はなんでも良いですが、泡タイプで出てくるものが使いやすいです。
桜が働いている健診センターも泡タイプです。
(なんなら足で踏んで水道を出したり止めたりするタイプと、センサーで水がでてくるタイプが使われております。)今の職場の前の病院も泡タイプを使っていました。手拭きはペーパータオルを使います。3枚くらいは使うかな。
手洗いが基本で、アルコールによる手指消毒は急ぎの時に使います。基本は石鹸と流水による手洗いです。
普通にやると30秒はかかります。流水で流す時は石鹸成分は全て流すようにします。15秒は少なくてもかかります。
ハンドクリームは毎回塗布したほうがよいかもしれません。許されるならば。
ドアノブなんかは次亜塩素酸ナトリウムの薄めたものを綺麗な雑巾などで拭き、乾拭きするといいかもしれません。次亜塩素酸ナトリウムはハイターとかがそうです。ミルトンも次亜塩素酸ナトリウムです。ウィルス、細菌の消毒になります。
消毒、殺菌、滅菌の違いはそのうち書きます。
ヒステリックになって、パニックになっても仕方ないので、まずは手洗いです。
基本です。
ちなみに手術室に入る時の手洗いは2分以上かかります。滅菌蒸留水とヒビテンが入った手洗い石鹸を使います。爪ブラシなんかも使います。私はだいたいダメだしされてました…。指先は上を向け、肘より下は全て洗うのです。さらに滅菌グローブをはめます。厳重です。
まぁ、そこまでやるのは手術室だからです。
手洗いの次に重要なのは、食べることと睡眠です。
免疫力が落ちないようにします。
できる限り人混みは避けます。
とはいえ、都会に住む方は、満員電車は避けられないでしょう。だから、手洗いは必須です!
つり革や手すりに触ったら、口や目には触れないで!
うがいに関しては、予防としてのうがいは、うがい薬を使うより水うがいが効果があるという論文があります。感染したらうがい薬使ってもよいかと思いますが、水でよいんですよー。
あとは、ちょくちょく水分とるのもいいみたいですよ。
なにか質問がありましたら、コメント欄に記載してね。
お答えできることはお答えしますし、わからないことは調べます。
まずは、パニックにならずに冷静になりましょう。
メディアは騒ぎ立てていますが、今はパンデミックは起きていません。武漢ではアウトブレイク起きましたけど。
治療については改めて書きますね。
久しぶりにnurse目線で書いてみました。
ではでは