カウンセリングサービス近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

最初にお知らせです。

近藤の面談カウンセリングの【WEB予約】が始まりました。パソコン・スマホから24時間いつでもご予約いただけますよ。
 

★WEB予約サイト

★WEB予約の操作手順はこちらから↓



土曜日の恋愛テクニックは「魅力UP術」がテーマの記事をお届けします。小川のりこカウンセラーと1週間ごとに交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。

 

 

  疑り深く、虚勢を張ってばかりいる彼(2)~投影という視点から関係改善を目指すには~


前回の記事の簡単に振り返りましょう↓

 


猜疑心が強く、本当の気持ちをなかなか見せてくれない彼に対してどう関わったらいいのか?というお悩みに対して、こういった男性が抱えている心理を解説しました。

疑り深い性格なわりに、周りに対しては良い人に思われようとする。なのにパートナーにはどうでも嘘をついてしまうし、ケンカの時には自分の正しさばかり主張してくる彼。

あまりにも彼が分からな過ぎて、彼女の中の「本当は本命の彼女がいるの?」「じつは既婚者?」などの不安がなかなか消えない・・・

もっと彼の心に近づくためにできることは何?この先、穏やかな気持ちで楽につきあえる関係になれるの?だけど自分ではどうしたらいいのか分からない・・・

こうしたお悩みは、カウンセリングの現場でも少なからずお伺いする機会はあるんです。

今日は、続きになる内容をお届けいたします。





このケースの彼のような態度をとってしまう人は、過去の何らかの体験によって「心の痛み」を抱えていることがあるというのは前回もお話しした通りです。

抱えている心の傷が深く、痛みが強い分だけ、彼は「もう二度とあんなつらい思いはしたくない!」と感じるでしょう。

そして心の傷を守るための防御壁を作って、誰にも心の奥を見せないし、感情を悟られないように振舞うようになるわけです。

さて、彼のこの心の防御壁。ここで皆さんのイメージの力を使って、いったいどんな見た目でどんな作りをしているか?ちょっと想像してみてもらえますでしょうか。

ひょっとしたら、とてつもなく堅牢で頑丈な作りの壁に見えませんか?360度どこにも穴が無く、決して崩すことができない鉄壁の守りに思えたかもしれません。

でもそれは、あくまで外側からの見え方なんです。

彼からしてみれば、過去の痛みの体験に遭遇した時に、慌てて突貫工事で作ったものなんですよね。

何しろ「あんな痛い思いは嫌だ!」という恐れから自分を守るための急ごしらえなので、内側は雑な作りで守りが薄い部分があったり、そこかしこにひび割れがあったりする壁になってしまった。と想像してみてください。

彼にしたら、「もし、この壁がじつはあちこち穴だらけで、ボロボロな不完全な壁であることが周りにばれてしまたら・・・」そう思えば思うほど不安が募りますよね。

二度と心の傷を刺激されないためには、誰もこの壁を崩そうとしたり、中に入ろうとする気にならないように思わせなければならないので、対応策を考えねばなりません。





まず【その1】は、外側だけは頑丈に見せること。この壁を越えることなんて無理だと、周りに思わせることです。

そして【その2】は、常に周りを威嚇して、誰もこの壁に近づかせないようにすることです。

こうした対応策をとった場合、周りや彼女から見える彼の態度はこうなります。

その1の場合、周りを助けたり面倒見たりと、自分を「良い人」「優秀な人」だと思ってもらえるように振舞います。

その2の場合、自分の正しさを主張して相手を言い負かすなど、常に自分が優位に立てるように振舞うのです。



たいていは両方を採用するので、一番近い関係の彼女からしたら彼の態度の豹変ぶりに混乱してしまうんです。

近づいてくる人には疑り深い面もあるのに、面倒見のいい面もあって、でもケンカになると勝ち負けにこだわり、都合の悪いことにはその場しのぎの嘘をついてでも自分の優位を守ろうとする。

彼の何が真実で、彼の本当の気持ちがどこにあるのか分からなくなるからです。



でも、上に書いたような心理があったと考えると、どれだけ彼が自分の弱さを隠すために必死だったかが分かってくるのではないでしょうか?

こうした彼の態度によって、誰も彼の心に近づけないことで傷つきませんし、心の痛みを誰にも悟られることもなくなるので、自分を守るという試みは一時的には成功するでしょう。

ただし、誰にも心を許せず、感情が動くことからも遠ざかってしまうので、結果的に周りの送ってくれる応援や助けの手にも気づけなくなり、大切な人からの好意も受け取れなくなっていきます。

周りに人がいないわけではないにも関わらず、心の中はいつも一人を感じるようになっていきます。

そして何をするにも誰の力も借りられず、誰かの役に立っている実感も薄くなっていくので、自分自身の価値を感じられなくなります。


この自己肯定感を感じられない部分が、彼が「自分に自信がない」ことの最大の理由になっているんです。





なので、もしこのケースのような彼とおつきあいしている読者がいたとしたら、そして同じような問題を抱えているとしたら、

この自信のない彼に、自信をつけさせてあげることが、最も大切な関わり方になってきます。

とはいえ一度や二度の関りで彼が変わるなんてことはないですし、あなたの言葉を受け入れてくれることもないはずです。

何しろ彼は、自分の心に近づいてきた相手のことは、例え彼女であっても「こいつはもしかしたらオレの壁を崩そうと企んでいる敵なんじゃないのか?」という疑いが瞬時に発動してしまいますから。たいていのことでは心の壁を下してくれることは無いでしょう。

それでも、彼のしてくれたこと。彼の愛を感じたこと。彼との出会いがあなたの人生にもたらしてくれたこと。ありとあらゆる方向から彼に価値を伝える。そして自信をつけてさせてあげる。そのための覚悟と時間と回数が必要になってきます。



さらに言えば、この問題を彼の問題だけにしない。ということも大切です。

前回の締めくくりの部分では、彼に対して

「本当はとても自信がないんだね」

という部分を見透かしたうえで、どうやって彼の痛みを癒してあげようか?どんな風に愛してあげたら彼が自信をもてるようになるだろう?という眼差しをもてる私になる。というのが最初のテーマになってきます。


とお伝えしました。実際それは上にも書いたとおりとても大切なことなのですが・・・

パートナーシップという関係は、自分の気づいていない自分をパートナーが表現してくれるものでもあったりします。つまり「パートナーはあなたの心を映す鏡」になっているようなんですね。

だとしたら、この彼のパートナーであるあなた(彼女)も、「本当はとても自信がない」のかもしれません。


なので、彼と分かり合えないのではないか?穏やかで楽な関係を作れないのではないか?と思ってしまうみたいです。

もしあなたが「彼が問題だ」と感じているのならば、「あなたの問題を見ないため」に彼を使ってしまっているのかもしれない。という視点も忘れないでおいてください。



あなたが本当に「自分に自信をもてる」ようになるために、必要なことがあるとしたらこんなことかもしれません。

彼が心に傷を抱えたのは、過去に何らかの「痛みの体験」があったからでしたが、それはおそらく彼が傷ついた裏に
 

「もっと誰かを愛したかった」
「真剣に目指した目標への情熱があった」
「大切な人たちへの思いがあった」

 

にも関わらず、それが成就しなかった体験があったはず

そこで感じた「痛みの感情」こそが、「彼の心の痛みそのもの」なんです。


だから彼を癒したいと思ったら、彼が「二度とあんな思いは嫌だ!」という気持ちの奥にある、彼が大切にしたかった「本当の願い」に気づいてあげることが必要なのです。

・・・ということを踏まえて、この思いをあなた自身に向けてみてほしいのです。

あなたが自分に自信を持てなくなったのは、おそらく彼と同じような「痛みの体験」があったからではないでしょうか?

まずは、あなたが自分を見つめ直して、心を癒すために取り組んでみてください。

そんなあなたの姿勢を通して、彼に伝えられるものがあります。それは、

「どんな事情があっても、どんな過去があっても、どこからでも自分らしく自由になることはできるんだよ」


というメッセージです。あなたがリーダーシップを見せてあげることが、彼を心の壁から解放してあげる一番のお手本になりますからね。



※参考記事です↓こちらもどうぞ

 

 

 

 

 

それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし


最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は6月29日(です。お楽しみに! 来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。


 

★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ

 

★【恋愛テクニック】バックナンバーでまとめ読み!

 

★【保存版】パートナーシップの3つのプロセスを徹底解説!!

 

 

ブログを書いた人:心理カウンセラー◆近藤あきとし

<YouTubeでレクチャー動画公開中です>

 

 


<直近の【対面 or オンライン】面談カウンセリング枠>

オレンジ字の予約枠は <対面> または <オンライン> が選べます
●青字の予約枠<オンライン専用>です

6/15(13時、16時、
6/16(13時、16時、19時、
6/22(土)13時、16時、19時、
6/23(13時、16時、19時、

6/26(水)13時、16時、19時、
6/27(木)13時、16時、19時、

以降のスケジュールはこちらへ>>

 

面談カウンセリング

対面またはオンラインがご利用いただけます
 

【対面】カウンセリング(東京都目黒区駒場)
 

【ZOOM】オンラインカウンセリング(ZOOMを使用します)


 あなたのお悩みの本質を心の深いレベルから心理分析します。また、問題を根本から解決するための具体的な提案・心理療法を提供いたします。
  • 対面は目黒区駒場の弊社カウンセリングルームで行います⇒アクセス

カウンセリングの予約方法

完全予約制です。
【WEB予約】または【予約センター】で承ります。

▼WEB予約サイト

▼WEB予約のご利用方法

 

 
【カウンセリング予約センター】
06-6190-5131
受付時間 12:00~20:30
月曜定休・祝日の場合は翌日代休
(その他の休日はHPをご覧ください)