みなさん、こんにちは。カウンセリングサービスの大野愛子です。木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
◆失恋後、いまだに恋ができない私
今でもあの恋愛は失敗だったと思うとか。
あの別れの後から恋愛が不得意になったとか。
もう何年も前のことなのに、あの恋を思い出すと心が痛む。
...なんてことありますよね。
いわゆる、過去の古傷。
そして、目の前にあるのは、いまだに恋ができないという現実。
「これって、別れた彼への執着なんですか?」
と聞かれることがあります。
「彼のこと、まだ好きですか?」
と尋ねてみて、
その答えが「好きという気持ちとはちょっと違う」のだとしたら、それは「過去の自自身を許していない」ことが原因なのかもそれません。
思い出すだけで自分が自分でいられなくなるような、恥ずかしい出来事や悔しい思いってあるけれど、それゆえに何度も何度も思い出してしまい、むしろ深く記憶に刻み込んでしまうことがある。
そんな時の記憶は、ひどく自分自身を責めていることが多い。
まるで感情的な自傷行為みたいに。
◆許せないのは彼ではなく自分
ここで大切なことは、過去の自分を許してあげること。
その時の思いもしっかりと抱きしめ、そして理解してあげること。
「忘却は神様がくれた最高のプレゼント」
すべてを覚えていたら、人間はつらくて生きていけなくなると聞いたことがある。人は生きていくために忘れるのだと。
今に生きているようで、心が過去に生きている。
そんなことがあなたにもないでしょうか?
そろそろ、許してあげてもいいのかもしれない。
あの元彼を?
いいえ、あの時の「あなた自身」を。
そんなあなたのために、面談カウンセリングなどで癒しとしてご提供するセラピーを、セルフセラピーにアレンジしてお届けしますね。
※ ※ ※
では、ゆっくり深呼吸をしてください。
目の前に大きな扉をイメージしてくださいね。
その扉の向こうには、失恋したあの日のあなたがいます。
傷ついてボロボロになった自分です。
あなたはこの自分を嫌って、暗くて狭いお部屋に閉じ込めてしまいました。
でも今日はこの自分を救いに行ってあげましょう。
扉をゆっくりと開けてください。
そして、その自分をお部屋のなかに見つけてください。
どんな自分がいるでしょうか?
今日はその自分に酷い言葉をかけるのではなく、優しい言葉をかけてください。
ひどい言葉は、もう十分に言い尽くしたのです。
今日は優しい言葉を。
「精いっぱいだったよね」
「よく頑張ったと思うよ」
「もう十分だよ」
どうかそんな優しい目で、過去の自分を見てあげて。
そして抱きしめてあげましょう。
もしその子が泣き出したら、
あなたの腕のなかで泣かせてあげてくださいね。
しばらくそのままで、
あなたの両腕で、あなた自身を抱きしめてあげましょう。
※ ※ ※
もしよかったら、時々この自分に会いにいってあげてください。
今日は泣いているかもしれないし、明日は少し笑っているかもしれません。
心の傷が癒えた頃、あなたはきっとまた誰かを愛するようになるでしょう。
わずかではありますが、あなたの心の癒しのお役に立てたら幸いです。
30代からのうまくいかない恋愛と40代からのこじれた男女関係に。
婚活・失恋・復縁・不倫など、恋愛についていろいろ書いています。
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