カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、平成最後のながーい出張期間を終え、今週からしばらく名古屋でゆるりと過ごします。もちろん仕事をこなしながらですけどね。
旅は好きなので今の生活が気に入っているのですが、実はホテルのベットが少しだけ苦手になってます（笑）ベットが嫌いじゃないけ得意じゃない、って今更なんですけどね。和室にふかふかのお布団。これ僕にとって最強、なんです。
では今日のコラムです。よろしければどうぞ。
■「エレガント」には２種類ある
一般的な意味でエレガントな女性。
エレガントの意味は「上品な」「優雅な」「しとやかな」「気品の高い」といった意味であり、男性を魅了する要素の一つですよね。
ただ、このエレガントさ、よーく深層心理から見つめると２つの種類がある。
そう見ることができると僕は思っています。
一つはシンプルにエレガントである、ということ。上品で優雅な雰囲気を醸し出している、ということです。
一つは間違いなく上品。しかし罪悪感（遠慮）が強くてエレガントさが際立って見えている状態。どこかエレガントのもう一つの意味「すっきりしている」部分が若干弱くなっているイメージです。
一体何の話？と思われるかもしれませんが、これこそエレガントで美しい女性の恋愛と、その女性との関係で困惑する男性の事例につながる要素なのですね。
カウンセリングでも「恋愛で悩んでいそう」と思われないだろうなという素敵な女性の皆さんの切実なお悩み、伺うことがあるんですよね。
■謙虚さとエレガントさと罪悪感の間で
罪悪感はエレガントさを醸し出す。
どこか罪悪感や遠慮しすぎな態度がエレガントさを醸し出すことも少なくない話なのです。
例えば、彼との関わりの中でも遠慮がちで、強く相手に求めたり、自分の意見を殆ど言わない女性がいたとしましょう。
きっと多くの男性からは遠慮がちな人なんだな、と思われるのです。
そこに女性の魅力、所作の美しさなどが加わると、男性が「上品な人だから失礼がないように」と一歩後ろに引きながら関わってくる可能性も少なくないわけですよ。
あまり連絡ばかりするもの迷惑かな。
いやー自分が近寄っても迷惑になるのかもしれないな。
きっと彼女はお嬢様なんだろうな・・・。
男性がそんな事を考えることもあるとかないとか・・・。
ただ、僕たちは罪悪感を強めに感じているときほど、自分の影響力に意識が向かないのです。自分がどう思われているかを気にしていることが多いのですね。
その結果、自分の不安は見えますが、自分が相手からどんな風に見られているかの実感が薄いのです。
だから「え？彼があまり関わってこない」「連絡がない・・・」「あまり積極的に近づいてこない」ことで不安が強まるわけですね。
しかし男性は「いやー彼女は上品で隙がなさそう。今までの恋愛のような関わり方はできないな」と思っているだけ、という場合も少なくないようですよ。あなたの内面にまさかそんな感情が影響しているとは理解できないわけです。
ちなみにナチュラルにエレガントさを醸し出している女性は、ある程度自分の影響力を自覚されている方が多いです。だから相手の出方をちゃんと見ておられるもので、言うべきことはしっかり言えるようです。
この違いはカウンセリングの現場にいるとよく見えてくるものでもあるんですね。
■そのまんまエレガントさを受け取ろう
どんな理由があれ「エレガント」に見えることはメリットです。むしろその素養がなければエレガントさは醸し出せないもの。
であれば、その影響力をそのまま受け取って、私は美しい人、というイメージを強めていってもいいかもしれません。
そのエレガントさをそのまま受け取ってみてください。
しかし中にはエレガントなキャラを好まない方もいます。好きで遠慮ばかりしているわけじゃない、むしろ不安だったり、自信がないからそうしている、という方がいるわけです。
この場合、表面的に出ているエレガントな私を愛されてもあまり嬉しくないもの。むしろ内面の不安や遠慮がちな部分を理解してほしいと願われている方もいますね。
上品であることも、その動機がネガティヴだと使いこなすにも苦労します。
よくカウンセリングでも「あなたらしさはそのままでいいと思いますよ。問題は自分らしくいると切なくなること、寂しくなることですから。それはまた別の理由があるんですよ」なんてお話しています。
そうであればもう少し自分を表現する機会を増やしてみてもいいでしょうし、つい遠慮がちになる心理パターンはなぜ生まれているのか？そこに興味を持って自分を理解してみてもいいかもしれませんね。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和（あさのひさお）
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」
４０代・男性・既婚。「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題・関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。東京・大阪では２ヶ月先まで予約が取れないカウンセラーでもある。屈託のない語り口と、明快な分析は目からウロコと評され、ユーモアを忘れない「話すと元気になる」カウンセリングは高いリピーター率につながっている。恋愛・夫婦カウンセリングの臨床数を多数保有。年間約400件の個人面談を行い、総臨床件数は6000件を超える。
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